勉強中だよ!レッツくん

思いがけない最強の効率化

職歴多彩な私は三十数年前工場勤務をしておりました。その頃勉強した「トヨタ生産方式」はまさに目からウロコでした。独特の用語が付けられていたので今でも鮮明に覚えています。 カンバン方式、ジャストインタイム、5S、目で見る管理、整流化、平準化、省…

地方でコミュ力が上がった話

知り合いの移住女子をモデルにして書きました。彼女はフリーランスのWebデザイナー、3年前、埼玉(職場は東京)から宮城県大崎市古川に(フィーリングで)移住してきました。父上は鹿児島、母上は沖縄出身ですから、東北地方とは真逆のルーツです。だから東…

固いものは頭を強くする

近頃は四角い顔が本当に少なくなりました。子どもの頃から柔らかい食べ物ばかりで「あご」がほっそりしたせいでしょう。目には見えませんが、脳みそも柔らかくなってきたのでは?と思うこの頃です。 今や世の中は柔らかいもの、ゆるいもの全盛。それ自体はな…

河原の陣取り合戦

秋晴れが続きます。河原には一足早く白組ススキ軍団が登場しましたが、ライバルのセイタカアワダチソウもいよいよ花が咲きそうです。 ここ十数年の間に、侵略的外来種のセイタカアワダチソウは、見事に野原をススキの白から黄色一色に変えてしまいました。 …

リーダーとは最後に食べる人

今や、経済社会はこのタイトルの逆のごとくかもしれません。少しほとぼりが冷めつつありますが、某巨大自動車メーカーの外人カリスマ経営者は自分が最初に食べ過ぎて、ついに臭い飯を食べるハメに陥りました。(いろいろ裏事情もあるのでしょうが) ところが…

バランスとは扶け合い

真夏の甲子園、残念ながらわが県勢は準々決勝で敗れてしまいました。以前甲子園の常勝校だった箕島高校の監督が語った言葉が深く記憶に残っています。思い出すままに書いてみました。 「スター選手がいなくて優勝した年が何度もあります。そのときのチームの…

百芸を知って一芸に秀でる

フリーランスをめざす人が増えてきたのは個人的に喜ばしいことだと思っています。自分の仕事と生活を重ねあわせ、無理をしない生き方を選択するのは望ましいことだと思います。 しかし、どうも自分の狭い専門知識や技術だけで何とかなると思っている人が多く…

利益は備えを引いた残りなり

ジョンソン&ジョンソン社の経営理念「我が信条」と出会ったのは、今から14年前の2005年のことでした。私にはとても衝撃的でした。 →雪の鳴子で熱い話 美辞麗句の格言みたいな経営理念が多い中、その経営理念は「掟」だったからです。 「私たちはユーザーに…

ツールなくして改善なし

もう30年も前の同級会で、超ブンカケイの私がパソコン関連の会社を興すと言ったとき、「え~~おまえが!」と皆にびっくりされ笑われたものです。 その時、今は亡きとても優秀だった親友が皆にこう言いました。「カワ(私の愛称)はパソコンのことなど知ら…

初めからの天職なし

この漫画は実話です。今年の2月仙台最後の屋台「大分軒」の名物親父さんがテレビで特集されました。85歳になる親父さんが若者に話す言葉を聞いて、私はいたく共感したのでした。天職とは、「見つけるもの」ではなくて「見つかるもの」なのかもしれません…

簿記は世界の共通語

先日、孫娘の学芸会に行ってびっくりしました。小学校4年生の演目なんですが、数人の同級生が英語でスピーチをしたのです。その中にはハーフの子や、父の転勤で外国で暮らした子がいました。英語は確実に世界の共通語になったな~と思いつつ、さっぱり聞き取…

浩然の気を養う

正直、「プライド」とか「誇り」とかいう言葉を聞くと気分が悪くなります。相対的な優越感や排他的な考え方でこの言葉を使う人が多いからです。特に政治の世界では「たきつけ」に使われやすいので、今年の夏には注意が必要ですね。かわりに使う言葉として、…

運が良い人のわけ

「あいつは運が良かっただけさ」という言葉をよく聞きます。私の経験上、そう語る人は一生その言葉を吐き続けるようです。(本当は俺だって。。。)というジコチュウ頭なんでしょうね。そんな人はそもそもケチだし誰も寄ってこない。人生行路も難しくなるこ…

人は匂いを忘れない

生物でもっとも強力な感覚とは「嗅覚」だと思います。鮭は何千キロも離れた海から匂いを頼りにして故郷の川へ産卵に戻ります。四つ足の動物もみな匂いで行動し棲み分けをします。社会性昆虫はフェロモンで集団が統率されます。人間だって「色香に惑う」とい…

ボランティア・ネットワーク

晴天が続き心も晴れ晴れです。今日は私の親しい友人末永さんの「ドゴダリカグダリ号」での焼き芋販売のお手伝いです。場所は3.11の津波で甚大な被害を蒙った宮城県山元町の普門寺です。ここは当時ボランティア・センターとなったお寺さんだそうです。3…

「楽しい仕事」とは?

「楽しいことだけをしよう!」という言葉は軽薄そうで実は深いと思います。ただしその意味を「楽しいことだけを選ぼう!」ではなく「楽しいことに変えよう!」と考えるならばですが。 退職してまもなく七ヶ月の私、ほとんどの職業人がそうだと思いますが、在…

無理な抜擢は人を壊す

車を愛する人は慣らし運転をみっちり行います。はじめから高速道路でエンジン全開!なんてことは絶対しません。人と車を比較しては申し訳ありませんが、(有望な)部下を大切に思うなら「ゆっくり仕込む」が基本ですよね。 若くして抜擢される人というのは、…

上から見ないとわからない

先日、アイリス・オーヤマの特集番組を見ました。「そうそう、こんなのほしかったんだよな!」というアイデア商品を、この会社は機関銃のように連発し続けています。 その秘密は毎週月曜日に開かれる独特の商品開発会議にあるようで、とても参考になりました…

山がなければ崩せない

「勉強中だよ!レッツくん」第2シーズン、通算102話目です。「継続は力なり」というのは別の意味でその通りですね。 第1シーズン第1話から100話までを収録した書籍版「勉強中だよ!レッツくん」がレッツショップで購入可能になりました。ご興味ある…

最初に選んだのが正解

「勉強中だよ!レッツくん」第2シーズンが始まりました。通算101話目ですが200話目まで頑張りたいと思います。退職後ゆえかネタ探しには実に苦労します。 さて、第1シーズン第1話から100話までを収録した書籍版「勉強中だよ!レッツくん」がレッ…

「勉強中だよ!レッツくん」が本になりました!!

「勉強中だよ!レッツくん」が本になりました!!印刷すると漫画の腕が一目瞭然、ゴリランジェロ氏の腕前に今さらながら脱帽です!(帽子被ってないので変ですけど)

仕事は命の糧(かて)である

「勉強中だよ!レッツくん」最終100話目です。43年間の仕事人生、この話を最終話にしたいとずっと前から思っていました。

報償よりも信任を

秋日和が続きます。自転車で土手道を走りながら恒例の植物陣取り合戦に目が行きます。今年は白の日本チーム・ススキが黄色の米国チーム・セイタカアワダチソウより優勢のようで嬉しいです。

三人のセールスマン

退職11日目です。朝いつまで寝ていてもいいということに何よりも幸せを感じますね!ただ曜日の感覚がなくなるのは困りもの。今日は孫守り当番をあやうく忘れそうでした。。。

変化できるものが生き残る

退職二日目、なにやかやとまだ忙しい日を過ごしています。本番はこれから。暇(ひま)との闘いが始まります。生き残るために私も変わらねば。。。

仕事にスターは必要なし

一月くらい前に偶然「社長の昼メシ」というテレビ番組を見ました。少しびっくりしました。大会社の社長さんたちが皆さんいわゆる「社長」風ではなかったのです。

整理と切り捨ての違い

この話を書いたのは老父が亡くなって数ヶ月後のことでした。息子としては思い出の品々をしかと検分してから捨てたいと思っておりましたので、女房のゴミ出しは少々ハラハラものでした。。。

鮭は川をさかのぼる

ある人が仙人にたずねました「日本人の宗教は(本当は)何でしょうか?」仙人はすぐに答えました「一強信仰なり」。ところが、私たちが一強神と崇め奉る亜米利加さまはその信仰をバカにしているらしい。なんてこった。。。

お節介が会社を強くする

数年前、隣町にある加護坊山という低山に父と一緒に行きました。頂上付近になんとかさんという仲人名人の顕彰碑がありました。よく見るとその発起人として伯父(父の兄)の名が記されていて二人で驚いたものです。その方は百組以上の仲人をした方で伯父もそ…

悪い頭バンザイ!

この漫画は、すぐれた科学者であり文学者であった寺田寅彦の随筆から引用したものです。私はじめ多くのブンカケイ頭の方々に希望を感じさせる言葉であります。