ナウシカスタイル

 毎週日曜日、女房が石巻方面へボランティアに行っています。
先日渡波で側溝さらいをしていたらテレビ局のインタビューがあったらしいんです。ところが防塵マスクにゴーグルで顔が見えないわけです。
 そうしたら一緒にボランティアしている神戸や新潟から来ているギャルちゃんたちがキャッキャッふざけて「ナウシカスタイル!」といって盛り上がったそうなんです。

 ボランティアには毎週NPOのベースキャンプからバスで行くらしいんですが、全国各地から若い人が集まっているので、お国訛りとバイタリティーで、バスの中はとても楽しいそうなんです。

 私も会社の独身のおとこの子に「君もボランティアで彼女めっけてきたら?」と本気で勧めているんですが、今や男女逆転、その気にならないようですね。

 さて本題「ナウシカスタイル」について。宮崎駿さんの傑作がまさか現実のもになろうとは・・・ところで次の二つの写真少し似ていますよね。(そうでもないかな?)

 

 さて宮崎駿さん関連でもう一つの話題です。

 人はみな、なんでも自分勝手に解釈する性質なんだと私も思っています。でもこの女性経済評論家?のブログはあんまりじゃないでしょうか。
http://agora-web.jp/archives/1312079.html

 この方は宮崎駿監督の「ハウルの動く城」に出てくる火の悪魔「カルシファー」は原子力の隠喩であり、宮崎駿監督は「人間は決して原子の火を絶やしてはいけない」といっているのだと主張しています。

 たまげました・・・あまりの曲解に。これじゃ手塚治虫さんなんかも原発推進派にされかねないなとゾッとしました。

 それと経歴がこんな具合です。

京○大学経済学部卒。東○銀行調査部産業調査室資源エネルギー担当、原○心理学研究所、ト○タFS証券マクロ金融担当を経て、今現在、○ーマンソフィー経済研究所室長。

 何かこのような経歴の人に対して日々不信感が募ってくるようになりました。リーマン人脈というか効率教かぶれというか・・・。競争と効率だけで生きてきたんだろうな。

 案の定、コメントは嵐のようでした。でも多くの原発推進派の経済評論家と同じようにタフな人みたいなので気にもかけなかったことでしょう。しかし、とどめを刺したのは宮崎駿さんが過去に発表していた反原発の記事でした。

 それで紹介しようと今日さがしたら、そのコメントはじめ多くが消されているようでした。この人に限らず何という人たちだろうか?タフな詭弁家というものは。絶対に付き合いたくない人たちです。

 それと手塚治虫さんも鉄腕アトムを画いているので誤解される可能性があるんですが、漫画家志望だった私の友人である中嶋のこの話を聞いてください。これ以上誤解曲解を子や孫に伝えたくありませんから。

 私のブログ「三つ目がとおる」に彼が寄せたコメントです。

現在の文明を凝視して数十年先は、数百年先はこうなる危険性があるから、先ず疑って、批判の目を持って文明を描くというのが手塚治虫の作家性だったよね。(アトムを自ら嫌っていたのも、おそらく核融合とはいえ、原子力の平和利用という当時の夢に基づいたにせよ、いずれにしてもそれがアトムのエネルギーだったからかも。電力会社がアトムを使いたがったが、彼はかたくなに拒み続けたんだね。彼のポリシーとアトムにはギャップがあった。だから、何度も手塚治虫はアトムを壊してるんだね)子供の頃みた彼の描くカタストロフィーは、絵空事だと思っていたが、彼にとっては、マジな警告だったんだな。そんな彼の作品は、数限りなくある。
中嶋 2011/06/07 11:43