それぞれ、なんか共通点があるような気がして・・・。
みんな「人間性」の救済者?
きっかけはここから。
今朝の朝日新聞で天野祐吉さんが、人気のコラム「CM天気図」でジョブスのことを書いていました。
ジョブズさんが亡くなった。
20世紀最良の発明はテレビとコンピューター、最悪の発明は原爆と原発だとぼくは思っているのだが、そのコンピューターを「電子計算機から創造のエンジンに変えた」(藤崎圭一郎さん)のがスティーブ・ジョブズさんだ。
コンピューターなんて親のカタキみたいに思っていたぼくを、パソコンとつきあう人間に変えてしまったのもこの人だ。げんにいまこの原稿を書いているのも、この人が作ったマックブックエアというパソコンである。
それにしても、なぜぼくがそんな最新型のパソコンを買ったか。それはCMがよかったこともあるが、もっと大きな理由は、アップルの新製品発表会の壇上で、黒いTシャツにジーパンで語るジョブズさんを見て、その姿にすっかりホレてしまったからだ。
だいたい、一流企業のトップがTシャツにジーパンで大事な場に出てくるか? で、原稿もなしに製品をちゃんと語れるか? 「馬鹿であり続けよ」が信条だというその長身から感じられたのは、こわばった常識やいつわりの形式にまったくとらわれない、自由で強烈な個性の魅力だ。
テレビのニュースではせいぜい30秒くらいしか流れなかった映像だが、それはどんなCMよりも強力で、しかもカッコいいCMになっていた、とぼくはいまも思っている。
彼はカネもうけなんかではなく、世界を変えるような商品をつくり出すことに生涯をかけた。そういえば、ツイッターやフェイスブックなど、パソコンの持つ潜在的な可能性は大きい。それが原発なんかいらないような新しい世界をつくる力になるかどうか。楽しみだよね、そこんところが。
◆「人間のための時間」を取り戻す
灰色の男たちは時間貯蓄銀行に所属している。彼らは人々を「効率」という利子であおり「人間のための時間」を奪っていった。
モモはその物語で彼らと戦い、世界に「人間のための時間」を取り戻してくれた。それは「人々が活き活きと温かくつながりあう世界」だった。
ジョブスはMacで、「計算する道具」を「創造する道具」に変えてくれた。
ジョブスはジュダイであり反乱軍であった。IBM帝国軍にポンコツガレージから闘いを挑み、ついに勝利した。
◆Believe Force
ジュダイは己の心に従う。ルークはデス・スターへの最後の攻撃で、自動操縦を切り、目を閉じた。心の声のまま。「Believe Force」
最後にジョブス、モモ、ジュダイの大きな共通点、それは着ているものがとっても「ラフ」なこと。