江戸からやってきましたサクスケで〜す。忍術学校の実習でやって来ました。おてんばの妹さっちゃんもついて来てしまいました。。。僕らの忍術でこの世の悪者やっつけます!!
仙台のあんまりキレイとはいえないデザインスタジオに突然現れた「サクスケ」と「さっちゃん」
現れたはよいが、足の踏み場がなくてあやうく転びそう!
ところがヤッパリ子ども忍者です。パソコンディスプレイにちょこんと座って、ごあいさつを始めました。
デザインスタジオの主「ゴリランジェロ」と彼の唯一の理解者である犬の「ラン」はびっくり!
「えっ!なんじゃおまえら?」「ワンワン?」
それから一時間、ゴリランジェロはいつもと違うクソマジメ顔、あごに手を置き独り言「な〜るへそ・・・」
実は、昔没になったB級スナック「サクスケ」のキャラクター、どういうわけか江戸にそっくりの「サクスケ」がいて自動交信があったもよう。
それが縁で、大江戸忍術小学校から実習で派遣されてきたらしい。おっちょこちょいの兄ちゃんを心配して妹の「さっちゃん」もついて来た。
とりあえず、ゴリランジェロいつもの昼食、生キャベツでおもてなし。
まるでここはウサギ小屋のようだ!
サクスケはゴリランジェロの相棒リョウさんに話しかけた。こちらの方がまともだなと直感したに違いない。
「えーと、僕らの実習は悪者退治なんです。こらしめてほしい悪者いませんか?」
リョウ君答える。「う〜ん、ゲンパツヤかな」
「それって、ジライヤみたいなもんですか?なんとなく強そうな名前だな〜。燃えてきました。僕たち!」
ゴリランジェロはぼうぼうの白髪まじりの頭を掻きながら、なんといったらよいか困った顔でこう答えた。
「ゲンパツヤってのはとんでもない悪党なんだ。だけど、みんな殿様のようなりっぱな格好していたり、りっぱなことを抜かす奴らなんで俺たちが倒すのはとても難しいんだ」
さっちゃんがすかさず問う。「相手はいっぱいいるの?だったら私がついて来たかいがあったわ。そいつらの術ってどんなのかしら?」
リョウさんが後を引き受けた。「う〜ん、奴らの得意な術は『いいくるめの術』と『経済効率の術』かな。とてもてごわいよ」
キャベツを食べすぎて、少々顔色が緑になったサクスケ、ひょいとディスプレイからコピー機に飛び移った。
「だいじょうぶですよ、みなさん。心配しないで。ぼくたちは時空を超えてやってきたんです。その悪者たちがいくら優秀でも、ぼくらのようなタイムトラベルはできますか?」
「な〜るほど、顔は幼いが頭はスーパーだ!おれと真逆だな・・・」とつぶやくゴリランジェロ。
さて、その日から三日間、サクスケとさっちゃんは、彼らの母胎でもあるこのあんまりキレイとはいえないデザイン事務所で、何とかスペースを確保しながら勉強を開始した。
彼らが倒すべき「ゲンパツヤ」という超悪玉について。
以下、予測不能の冒険談が、いつ出るか予測不能の次号にて展開される。乞うご期待。
「書きなぐり連載小説 子ども忍者サクスケ参上!」
プロデューサー:アガ
脚本:ノボ
賛助出演:ゴリランジェロ、リョウ、ラン
撮影協力:ノックス
このブログはfacebookでfacebook仲間の強い執筆要請にて、やむなく急ぎ制作されました。作品品質についてはなにとぞご容赦を・・・今後も。