ノスタルジア!SFパノラマ館

 小学生の空想未来図、みなさんはどんな絵を描いていました?超高層ビルの間を走る高速チューブとか、円盤形巨大ロケットとか・・・。エラ〜クふる〜いSF本を見つけました!
 かく言う私も、ガキの頃からSFきちがい。小学生の頃は、授業中けっこう多くの男の子たちが、宇宙船やら未来の都市をノートに描いて空想(妄想?)にふけってましたよね。

 あ、そうそう、太平洋戦争の戦闘機とか戦車とか戦艦とか潜水艦とかもいっぱい描きましたね。

 郷愁を誘う、エラ〜クふる〜いSF挿絵を集めた本を手に入れました!

 1975年出版でとっくに絶版となっている野田昌宏編集・著「SFパノラマ館」という大きな本です。

 出版社も味があります。「北冬(ほくとう)書房」というところです。

 北冬書房(ほくとうしょぼう)は、権藤晋(本名:高野慎三)によって1972年に設立された東京都目黒区にある出版社。

 1966年に青林堂に入社した権藤晋は、約5年間にわたり月刊漫画『ガロ』の編集に携り、つげ義春、つげ忠男、林静一、佐々木マキ、滝田ゆうなど個性的な漫画家が活躍する同誌の黄金時代を演出した。特に青林堂への入社を希望したのは、つげ義春とゆっくり話がしてみたいと思ったからだそうである(著書『つげ義春1968』より)。
 
 1967年には石子順造、菊池浅次郎(山根貞男)、梶井純らとともに漫画研究のための雑誌『漫画主義』を創刊。その5年後の1972年に青林堂を退社、北冬書房を設立し、漫画・評論誌『夜行(やぎょう)』を刊行し、その後、『夜行』のコンセプトを継承する雑誌『幻燈』を創刊するなどユニークな出版活動を続けている。

 私たちの父親世代の、つまり80歳以上の方々の幼少年時代の空想科学の世界です。

 なにか、未来のことなのに大昔の絵を観るようでかえって新鮮です。

 どうぞ、ギャラリーをたっぷりとお楽しみください。