ユニークなドームたち

 スタードーム、ジオデシックドーム、ベニアドーム・・・実に様々なドームがあるものです。しかも超低価格で誰でも制作できるらしい。。。なんか愉しそうです。
 私たちは、人が住む家といえば「四角形の箱」を連想します。

 それが木であったりコンクリートであったり、材質はいろいろでも。

 しかし、世界のあちこちを(テレビで)見渡せば、けっこうドーム型の建造物も多いことに気づかされます。

 モンゴルの「パオ」やら、登山隊の「テント」やら、「天文台」やら、「レーダー施設」やら・・・
 

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 それと、私たちにはこのような先入観もあります。

 「家をつくるのはとても難しいし、お金もかかる。一生物だからね」

 でも、子どもの頃は穴を掘って秘密基地にしたり、押し入れを自分専用の部屋にしたり、木の上に板を置いてみたり・・・

 いやもっと小さいときは、段ボールの箱に入って、わが独立心を大いに満喫したものです。

 人は、特に男は、大人になっても、「自分のすみか」を自分で作ってみたいな、という気持ちが残っているのではないでしょうか。

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 偶然ネットで見つけた「スタードーム」

 これが又ユニークで、「竹」をカゴのように編んでドーム上の家にするというものです。

 →「スタードーム」

 材料費はとんでもなく安いことでしょう。

 イベント会場とか、倉庫とか、野外喫茶とか、小動物の飼育小屋とか、作業小屋にいいな〜と思いました。

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 さらにネット探索を進めると、今度は「ジオデシックドーム」という建造方法に出会いました。

 手裏剣みたいな金具を自作し、それをジョイントにして材木を組み合わせてドームにする工法みたいです。

 これもなんかおもしろい感じです。

 →「ジオデシックドーム」

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 安いといえば、こちらの「ベニアドーム」が一番でしょう。

 ベニア板をうまく合わせていくと、しっかりしたドーム型住居(シェルター)ができるというわけです。

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 実におとなの子供心を刺激するおもしろいドームたちです。

 簡単で原始的に見えても、これらは数学的公式にもとづいた工法であり、そこには「数学的な美しさ」もあります。

 思えば、あらゆるデザインに用いられている「黄金比」も数学的な原理でありますし、自然界の造形の多くも「フィボナッチ数列」という数学的原理に基づくデザインになっているらしいです。

 これらのドームは模型作りからできますので、子どもと一緒に製作していけば、子どもも大人も楽しみながら数学のお勉強?にもなるのではないでしょうか?

 私は数学は赤点でしたが、こんな数学なら今からでも勉強したいものです。(できるかな?)

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 私の近所である宮城県大崎市岩出山というところでは、昔から伝統竹細工が盛んでした。

 今はもう衰退の一途ですが、先日友人と何か復活企画したいものだね、などと雑談したことを思い出しました。

 なにかヒントになりそうな「ドーム」たちでした。