イノキはあの「アントニオ猪木」氏です。シンタロウは「尖閣燃やし隊」のあの都知事さんです。二人がプロレスのリングにのぼったらどんな絵になるのでしょう?
ノボ村営放送局「ウソ・エッチ・ケー」が実況放送です。
リングアナウンサーは「フルイダチ・イチロウ」!
◆放送開始
全世界、そしてノボ村5名の熱狂的プロレスファンの皆様、おばんでございます。
今晩もファイトあふれるプロレス勝負を、ここ「ノボ村廃校特設リング」よりお届け致しましょう!
実況中継は、テレビ朝日アナウンサー古館のフルイダチ公、その名も「フルイダチ・イチロウ」が担当致します。
さ〜、まもなく両者堂々の入場です。
◆両雄の入場!
両者、派手なガウンをまとい、リング通路を入場です!
床板のギシギシきしむ音も、まるで歓声のように聞こえてきます。
さ〜、「珍日本プロレス」王者、イノキ入場です!
「闘魂」と書かれた赤いガウンをはおり、あごを大きく突き出し(あ、これは地顔のままです。。)右手を思い切り、時折月光が射し込む破れ天井に向かって突き上げ入場です!
かたや、反対側の通路からは、「政界プロレス」悪役ながら人気ナンバーワン、シンタロウが入場です!
「挑発」と朱塗りした黄色いガウンをはおり、目を思い切りパチクリさせながら(あ、これはいつものとおりです。。)、中指を立てて入場です。
今回、シンタロウの暴走を止めようと、トレーナーの「イノセ」がピッタリ彼に寄り添っています。
◆シンタロウが挑発?
お〜〜っと、どうしたことでしょう?
シンタロウがリングに上がらず、リング下で何やら息巻いています。
先にリングにあがって、回転数をフルに上げつつあるイノキも、このシンタロウの挙動に怒っています。
シンタロウ「チャンピオンベルトは元々俺のもんだ。おまえなんかくそくらえだ!悔しかったらかかってこい!」
イノキ「なにお〜!リングに上がらず咆えやがって。おまえこそリングにあがってこい!」
どうも、シンタロウは独自の作戦を考えて、この試合に臨んでいるようです。
お〜〜と、シンタロウがリング下で椅子を持ち上げ、こちら放送席へ向かってきます!!!
あ〜〜〜!!!マイクを破壊されてしまいました。
ゴングだ!ゴングを鳴らせ!試合は中止!
◆意図ある試合
実は、このプロレス試合は八百長に近いものでした。
政界の悪役として長年言いたいことを言わせてもらい、居心地が良かったシンタロウは、長年お世話になった「政界プロレス」に恩返しをしようと、こんな茶番劇を企てたようです。
こちらはリングアナウンサーのフルイダチです。
シンタロウにマイクを壊され、カメラマンも逃げてしまいました。
でも、私は後世のためにその後の様子をICレコーダーに録音しておきます。
私はシンタロウの意図がはっきりとわかりました。
リングには、政界プロレスの名うての悪役レスラーがいっぱい集まってきています。
イノキに対して露骨な挑発をしています。
観衆は今熱気に包まれ、大声を上げて、より好戦的で勢いの良さそうなレスラーにエールを送っています。
「殺せ!やっつけろ!」
負けずにイノキファンも「殺せ!やっつけろ!」とやり返しています。
なぜ、こんなことを。。。
◆実は隠蔽だった
私フルイダチです。今、会場の外に出ました。。。
なんと!!、闇夜に赤々と立ち上る強烈な炎が。
これは。。。あの、今再稼働か否か、なくすか続けるかで大もめ中の「ペスト菌発電所」がフル稼動していることを示す紅蓮の炎です。
私たちが八百長試合に釘付けになっている間に、なんと、元に戻ってしまったのです。。。
好戦的となった村民は、「ペスト菌だろうが天然痘だろうが電気を生み出すならなんでもいい。敵を倒すためには「現実的エネルギー」が必要だ!」と意識がおおきく変わりつつあるようです。
なるほど、シンタロウは悪役のふりをした「挑発系超頭脳派レスラー」だったわけです。。。
◆本当の記事
こんなブログを書いたのは先日新聞にのったこんな記事を見たからです。
朝日新聞2012.9.15
石原都知事「追っ払えばいい」 尖閣問題で中国批判
石原知事は14日の定例会見で「気が狂ってんじゃないかと思う。俺の物は俺の物、おまえの物も俺の物という形でやられたらたまったもんじゃない」と中国を批判。「追っ払えばいいんだよ。体当たりしたらいいんだ」とも述べた。
自らの言動が日中関係を悪化させているとの指摘に対しては「経済利益を失ったっていい。あの国の属国になることの方が、私はよっぽど嫌だね」と話した。
また、自民党総裁選の各候補者に尖閣諸島などについて公開質問状を出し、18日までの回答を求めたことも明らかにした。
新右翼団体「一水会」の鈴木邦男顧問は、尖閣諸島は最終的には国有化すべきだとの立場だが、石原知事のこれまでの言動には批判的だ。「いま国有化することは、危険な行動をとるよう中国に迫ることと同じだった。ポピュリズムに乗ろうと稚拙に動き、失敗した。安全な場所でナショナリズムをあおるのではなく、中国に乗り込んで談判できる政治家が必要だ」
同じ日、アントニオ猪木氏のこんな記事も読んだので、なおさら触発されました。
話し合いをせずに、どうして拉致問題が解決できますか。日本の政治家は、拉致問題ばかりを声高に叫ぶのではなく、北朝鮮に乗り込んで、再調査を求めればいい。
◆私も咆えたい!!
シンタロウ氏のごとく私も大いに咆えたいんです!
「いつもの偏狭ナショナリズムにあおられて、大事な問題忘れんな!」
「挑発にすぐ乗るな!戦争でも始める気か!」
「小さな島の垣根争いのほうが、『子々孫々まで放射能のたたりを残す』ことより大事だと思ってんのか!まどわされるな!優先順位を間違うな!」
某政党のボス猿候補5人がすべて「原発0に反対」という「生物的危機」が訪れようとしている今、私たちは「何をすべきか」ではなくて「何をしてだめか」を判断の基軸に置くべきです。