「反面教師と思え」は「俺のようになるな」ということ。学校では教師が一人に生徒が数十人。ところが世の中はその逆のよう。反面教師があふれてとても危ない世界になっているようです。
ノボ辞典より
bad example【反面教師】名
「反面教師」とは「最高の教師」の別称である。（蔑称であるという人もいるが）
なぜなら、だれにでも理解できる最高の見本を、身をもって示すからだ。
「あんなふうになってはいけないよ。なぜならば。。。」と解説するまでもなく、だれもが直感的に理解できるという、実に優れた教育方法である。
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その教育思想は、「こうあるべきだ」という「理念」ではなく、「こうなるぞ」という「結果」を表すことに特徴がある。
しかもその結果は、必ず「望ましくない結果」である。
そのため、だれもが生理的な拒絶反応を生じ、教育効果を大いに高めている。
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ただし、やりすぎて生徒の肉体や精神を損ねてしまうことも、過去しばしば発生している。
最近の顕著な例は「原発」である。
他の発電方法があるにも関わらず、原爆信仰、効率信仰、さらに過信と無理を重ねてついに大事故となった。
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この重大な事故は、多くの反面教師を世に出した。
学者の嘘八百、電力会社の右往左往、経済界の本末転倒、政治家の二枚舌・・・
しかも現在に至るまで反面教師は引きも切らず、いったいこの授業はいつまで続くのやら見当がつかない。
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ところが、最近明らかになってきたのだが、実は反面教師に学べない生徒がいることが判明した。
たとえば「電力会社の社員」。
一番学ぶべき生徒であるにも関わらず、原発を擁護し続け、テレビで堂々と「原発万歳」をのたまう者がけっこうな数出現した。
彼らは「生徒」ではなく「社畜」であったことは、後で判明したが。
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ふたつめは「政界」。
「私は脱原発です」と言いながら、少しづつ後ずさりを続けている政治家連中がほとんどである。
もっとひどいのは、反面教師の副作用が嵩じて、堂々と「原発万歳」の開き直りをする政治家や政党まで出現していることである。
彼らは「経済界」や「アメリカ」から脅迫されているために、どうしても勉強の成果は出せないようである。
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みっつめは「家畜頭の人々」
自分頭で調べることが嫌いで、御用新聞や御用テレビの言うことを鵜呑みにしている人々である。
「・・は死ななきゃ直らない」と聞いて、他人事のように笑っている私たちのことである。
『ノボ辞典』目次
ノボ辞典「オリンピック」
ノボ辞典「デジタル」
ノボ辞典「丁寧」
ノボ辞典「農」「農業」
ノボ辞典「経済」
ノボ辞典「憲法九条」
ノボ辞典「選挙」
ノボ辞典「反面教師」
ノボ辞典「必要悪」
ノボ辞典「愛国心」「愛国主義」
ノボ辞典「能力」「性能」
