土曜の夜は毎年恒例、旧知の安田さんによるトランペットコンサートでした。プラネタリウムの天蓋に響くニニ・ロッソ「夜空のトランペット」!
福岡に住む安田さんは毎年この時期、宮城県大崎市のプラネタリウムで「トランペットコンサート」を開いてくれます。
(安田さんのホームページ→→『今日も気分はニニ・ロッソ』)
今年で7回目になります。
私も4回目となります。
会場は相変わらず?男女問わずお年寄りが多いようです。
安田さんはボランティアでコンサートを催してくれていますので、入場無料のせいもあるかもしれません。
今年も素晴らしいニニ・ロッソの数々の名曲を堪能させていただきました。
特に今年はニニ・ロッソ逝去20年に当たるらしく、ニニロッソが作曲し自ら演奏する機会がなかった曲も最後に演奏されました。
安田さんがニニに成り代わって演奏し、星の彼方の彼に捧げたのでしょう。
(ニニとサッチモ:→ニニ・ロッソのアイドル)
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曲の合間に安田さんが紹介してくれるニニのエピソードもとても興味深いものです。
あの名作「道」で女主人公ジェルソミーナがふくトランペットの曲(曲名もジェルソミーナ)はあまりにも有名です。
あの曲を映画で実際に吹いたのはニニだったそうです。
まだ無名の彼は名うての演奏者に混じり選考会に応募しました。
名もない彼がトップで演奏させられましたが、彼の演奏を聴いた監督フェデリコ・フェリーニ、作曲者ニーノ・ロータは一発で彼にOK!
彼以外はみな演奏させられることなく帰されたそうです。
彼はこのデビューの思い出を一生大切にしていたそうです。
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今年のコンサートでは「ビックリ!」が二つありました。
ひとつは安田さんがユーキャンで発売した「ニニ・ロッソCD全曲集」の全曲解説を書かれていたということです。
220曲全部についてですよ!
国内最高のニニ・ロッソ理解者であり、後継者の一人とみなされている証拠ですね。
安田さんの本業はIT関係の会社経営ですが、仕事をしながらのコンサートや施設慰問、そして執筆とは恐れ入ります。
私も見習わなくては!
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もうひとつはこれまた恒例の懇親会でのこと。
プラネタリウムには「アメニティ」というレストランがあり、演奏後安田さんとファンが一緒に懇親会をします。
いつも12〜3名くらいなんですが、青森、福島、埼玉、大阪などからもファンがやってきます。
食事を楽しみながら、ここでも安田さんやファンがかる〜く曲を演奏します。
さて、今回は4年ぶりに埼玉県狭山市からきたブログ名「ガンバさん」と再会しました。
ガンバさんは71歳。ところがお顔も身体もとっても若く50代半ばにしか見えません。
お若いのは見かけだけじゃないんです。
気持ちは20代と言ってもいいのではないでしょうか。
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なぜかといえば、4年前は雨の中、埼玉からスクーターでやってきました。
今回は、これまた小雨の中、光岡自動車という日本で一番新しい自動車メーカー製のミニカーでやってきたんです。
軽じゃないんです。たった50CCの原付自動車なんです!
しかもオープンカーらしい。。。
光岡自動車ってとってもユニークな自動車メーカなんですね〜。
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ガンバさんは、退職前は「ホンダ」の技術者だったそうです。
光岡自動車の前に自動車業界に参入したのが「ホンダ」でした。
軽のN360や空冷のホンダクーペやら、CVCCのシビックやら挑戦的な車の時代でした。
その頃、つまりホンダの自動車黎明期に活躍されたことが何か関係があるのではないでしょうか。
「挑戦的な魂」はホンダの一人一人に生き続けているようです。
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いったいどんな車で来たのだろうと興味津々でしたが、車はホテルに置いてきたので見ることができません。
次の日、ガンバさんのお話を思い出しながらネットで探してみました。
たしか「メッサーシュミット」と言ってたな〜。
50CCでオープンカーであることも確かだし。。。
そしてついに見つけましたよ!
ガンバさんの記事も載っていましたから間違いありません。
これで、はるばる400キロ以上も走って来たんですね〜。
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演奏会の日は小雨でしたが、懇親会のお話ではたまに雑巾で床を拭かねばならないこと、(雨具代わりにも)ヘルメットを着けて運転してきたことを話していました。
ところが。。。
帰る日の日曜日はけっこう本降りの雨!
私はガンバさんのずぶ濡れと水くみのご苦労が想像されて、心配と同時に(申し訳ないんですが)少し笑ってしまいました。。。
無事ご帰宅を心よりお祈りいたします。
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それと、「マイクロカー」ではなくて「タイニー・カー」と呼ばせていただきました。
というのは、この車とそれに乗るとっても若い71歳のガンバさんには、「タイニー」という語のイメージがぴったりだと思ったからです。
「ちっちゃくて可愛い」という意味なんですよ。
「スモールハウス」を「タイニーハウス」というようにですね。
それにしてもユニークでラッパ好きな皆さん、安田さん、奥様、来年もまたお会いするのを楽しみにしております!