過剰包装みたいなこの頃

 ジャスコで冷やし中華食べてきました。夏の避暑地はここが一番!行くたびに会うジイサマが何人かいます。


ノボ村長の世相天気図

過剰包装みたいなこの頃

 夏、夏、夏、夏、ココナッツ♪

 日本中暑くなってきたね〜。

 若い頃は暑いの大好きだったよ。

 だけどこの頃は、夏ちゃんから秋子ちゃんや春江さんに目移りしちゃって。。。

 やっぱり情熱系より癒やし系に惹かれる歳頃なのかな〜、なんて!

 ま〜この歳で海水浴なんて自殺行為だし、もう「想いでの渚」ってところだね。

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 さて「すぐそこにある軽井沢」ジャスコで冷やし中華食べてきたよ。

 夏休みだからヤンママと小学生や幼児の組み合わせがとっても多いな。

 それにばあさんも加わった組み合わせもけっこう多い。

 レストランは子供たちで騒々しいが、孫を思い出すせいか、僕はけっこう好きなんだな〜。

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 店内放送で「アレッ?」と感じたことがあるのでネタにします。

 女性案内嬢がこう言うんだ。

 「コンニチハ。。。いらっしゃいませ」

 そう、例の私の神経を逆なでする「呪文のような挨拶」

 「いらっひゃいまへ コンニチハ」の逆バージョンなんだよ。
 
 この(元祖の方の)呪文は化学調味料と同じくらい僕はアレルギーです。

  →呪文のような挨拶

 ところが「コンニチハ。。。」から始まる逆呪文にはあまり違和感感じなかったんだな〜。

 どうしてだろうと考えたよ。

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 ふたつ理由があったんだ。

 ひとつは「コンニチハ」のあと2呼吸くらいおいてから、ゆっくりと「いらっしゃいませ」ときたから。

 ふたつめは、これが大事なことなんだけど、たんに順番が逆だから。

 「いらっひゃいまへ コンニチハ」がなぜ気持ち悪いかを考えるとわかるんだけどね。

 それは丁寧に頭を下げて「いらっしゃいませ」とへりくだったたとたんに、

 顔を上げ、ニッと笑って、なれなれしくタメ口のように「コンニチハ!」

 と、丁寧から卑近にドンデン返しのように変わるからなんだ。

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 丁寧→卑近がただ卑近→丁寧に変わっただけじゃないか?

 中身が変わらないんだから同じだろう、という人もいるだろう。

 でも焼酎のお湯割り呑む人ならわかってくれると思うな。

 焼酎にお湯を入れるか、お湯に焼酎を入れるか、順番が逆なだけででまったく味わいが違うよね。

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 最初に「コンニチハ」というのは「アテンション・プリーズ」の「アテンション」みたいなもんだ。

 つまり「お客様」っていう呼びかけに感じる。

 そのあと丁寧に本来のおもてなし「いらっしゃいませ」とくるからあまり違和感かんじないんだな。

 順番違うだけで言葉の役目は変わるわけだ。

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 とはいえ、ここまで丁寧に並べ立てなくたっていいんじゃないかというのが本音だよ。

 まるでみんな「王さま」「お姫さま」みたいな扱いだよ。
 
 挨拶だけは。

 なにかコンビニで売ってる弁当やら惣菜やらの過剰包装を連想してしまう。

 たまに公園でコンビニのおにぎりとかおかずとか食べることあるけど、あのビニール包装の山!

 さらにシールにはご丁寧に10行もあるんじゃないかと思うほどの添加物の記載!

 脅かしてどうすんだよ?って感じだな。まったく。

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 こんな過剰包装だらけのような社会って変じゃないかって思うときがある。

 「丁寧」を過剰包装して「バカ丁寧」におとしめてるような気がするよ。 

 言葉を重ねていけば丁寧が超丁寧になるというような変な観念があるんじゃないかな。

 コンサルタント屋さんとかに。

 もちろんそれを鵜呑みにする経営者もだけどね。

 「目礼」「ほほえみ」これがおもてなしの究極でしょう。

 そんな本来の「美徳」を知らない礼儀知らずが広めたような気がしてならないよ。

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 ま〜つまるところ、まるで王侯貴族のように扱われるというのは、商売の原点に反してるって思うわけ。

 だって「商売」も「社会」も「互いに交換し合う対等の関係」であるはずでしょう。

 ジコチュウみたいなクレーマーが多くなってきたのもこんなことが大いに関係していると思うよ。

 世の中もっと普通な挨拶に戻した方がいいと思うな〜。

 人の顔だってバカ丁寧すぎる厚化粧より(薄化粧の)スッピン美人のほうががいいよね〜。絶対。

 特に夏は暑苦しくなくてさ。

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