日本国最大のイベントは三つ。「正月」「クリスマス」「お盆」。神道、キリスト教、仏教とそろうのが実に日本らしいですね。
このうち私が一番肌に合うのは「お盆」かな〜。
「正月」は神様が偉すぎるし、「クリスマス」は子どもや若者だけのカーニバル。
「お盆」は身近だった(亡き)家族との再会に、まだこの世にいる家族や親類がつどいます。
三つのうち一番心優しきイベントだな〜って思うんですよ。
「感性カメラ」で写したお盆のスナップを何枚かのっけてみます。
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清々しい雑巾がけ
お盆の入り日、自宅座敷の掃除をしました。
しばらく前から「掃除機」をやめました。(座敷は)
私の掃除は「雑巾がけ」です。
これが一番楽な掃除と知ったからです。
なぜかといえば、部屋に置いてある椅子だ、スタンドだ、本だ、衝立だを移動しなくて済むんです。
少しずらして雑巾で拭いたらすぐ戻します。
そんな風にしてゆっくり畳一枚づつ拭いていくので身体に無理がない。
しかも障子の桟とか、小さな箇所にも注意が行き届きます。
何よりもいいな〜と自分が思うのは、終わった後の座敷の清涼感!
たぶんほどよい湿気がそのような効果を出すのでしょう。
とっても気持ちがいいです。
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分身の術に目がくらむ
東京の姉も来たので、老父を連れて亡き母の実家へ線香点けに行きました。
昔ながら?の顔ぶれで茶をいただいていたら、
途中(私の)従兄弟の子が二人やってきました。
高校野球選手のお兄ちゃんと、小学校一ノッポの六年生の妹。
若い子らの動きは素早い!
帰ってきてから父はこう言いました。
「若いのが4人も5人もいたが、誰が何という名前だったかもうわからない」
実はたった二人だったんですが、動きが速いせいか多くの人数がいたと錯覚してしまったようです。
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懐かしい裸うちわ
そのまま、車に乗って父の実家へ線香点けに行きました。
田舎の農家です。
昨年、跡取り息子(独身)が65歳で亡くなり、わが老父と同世代の老夫婦(父の甥)が二人だけで住んでいます。
母屋までの100メートルほどのアプローチを車で上ると、すべて開け放した家の居間に二人が見えます。
なんと!昔ながらの(ほとんど)裸でうちわ。
古い家なのでエアコンもありません。
小さい頃はみんなこんな感じだったな〜と懐かしくなりました。
例年と同じくにこやかにのんびりと迎えてもらいましたが、話をしていると互いに何度も何度も同じ話。
父もあちらもボケがだいぶ来たな〜と感慨にふけってしまいました。
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湧いてきたよな子供たち
次の日の夜は、実家がある旧小牛田町で花火大会。
孫たち二人も来て久しぶりに道路で花火見物。
ゾロゾロゾロゾロと、夥しい人数の若い娘たちや赤ちゃん連れ。。。
いったいこの限界集落みたいな町のどこから湧いてきたのだろう。
いや、こんなにたくさんの若者がお盆に帰ってきたのかな〜とこれまた感慨です。
下の4歳の孫娘に、花火が上がるたびに「高い高い」を何度も何度もさせられました。
今年はよいスポンサーがついたのか、例年と違って間髪入れずに打ち上がったので大汗です。
孫娘は花火の後、ペットボトルの茶を左手を腰に当ててラッパのみです。
「おい、ナオちゃん、それは銭湯でオヤジがコーヒー牛乳飲むときのスタイルだよ。。。」
やれやれ。
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キュウリよ今年もありがとう
翌日、畑で発見したのが巨大キュウリ。
とっくに最後のキュウリを食べ終わったと思っていたのですが、地べたにこんな巨大キュウリ!
よくぞ見つけられずに育ったものよ。
わが節穴のような目をあわれむべきか。。。
でもこんな二坪の狭い、ろくにかまわぬ畑なのにいっぱい成ってくれたよな〜
キュウリよ今年も本当にありがとう。
このキュウリは実家に持っていって、ごま油と醤油で炒めて食べました。
思いがけず、とてもおいしいおかずとなりました。