子どもの世界

 世界はクリスマスシーズンに突入しました。わが国はクリスマスこそ「子どもの日」としたらよいのではないでしょうか?
 あっ!クリスマスって「恋人の日」でもありますね。

 私にはもう関係ないですけど。。。


(二年か三年前、真剣にケーキをにらむ孫)

ノボ・アーカイブス

『詩集ノボノボ』より

子どもの世界

 子どもは正直だ

 産まれたまんまだ

 子どもの様子を見ていると

 思い知らされるな〜

 わが身の原点を

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 まず 子どもは食い意地がとても強い

 間もなくクリスマス

 ケーキにナイフが入る瞬間

 ぐぐっと身を乗り出す

 オオカミのような眼をして ケーキをにらむ

 一口分でも大きいほうをと

 そしてはじまる すさまじい取り合い

 ギャーギャー ピーピー

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 子どもは独占欲がとても強い

 かわいい女の子だって

 手にしたおもちゃは 死んでも離さない

 とり上げようとするお兄ちゃん

 泣きながら逃げ回る いもうと

 あ〜 またもすさまじき競馬場だ

 掃除したばかりなのに

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 子どもは何にでもとびつく

 子どもはすぐ飽きる

 子どもは楽しいことだけしかやらない

 子どもは泣いてわがままを通そうとする

 子どもはすぐ風邪をひく

 子どもはうんちまみれだ

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 そんな どうしようもない子どもたちだが

 憎めないわけがある

 叱られると ごめんなさいとあやまる

 奪いっこしても 泣いたらしぶしぶ返してあげる

 兄弟同士で分け合うこともする ときどき

 けんかしたって すぐに笑顔で仲直り

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 そして みんなが いつも

 楽しいことだけ考えている
 
 だから子どもって可愛いのかな?

 おとなができなくなったことが できるから

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 子どもって幸せだ

 その一番は 

 叱ってくれるおとながいることだ

 間違っていることを

 おとながしっかり教えてくれる

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 おとなって不幸せだ

 その一番は

 叱ってくれる誰もいないことだ

 間違っていることは

 破滅するまでわからない。。。

(2012.12.10)

 →ノボ村長の「詩集ノボノボ」