灯油式薪ストーブ?に夢中

 灯油ストーブの話かい?それとも薪ストーブの話かい? う〜〜む。。。どちらともいえそう。そんな魅力的なストーブの話です。
 さて話は先月にさかのぼります。

 この月、(認知症初期の)老齢の父は90歳にしてようやく自動車を手放しました。

 なんとか運転をあきらめさせるまでの半年間、私たち家族の苦労は大変なものでした。

 その父が毎日のように車で出かけ散歩していた「いこいの森」という森林公園が、実家から車で15分くらいのところにあります。

 先月東京から姉が来たときに、父と姉を乗せて思い出の「いこいの森」へ行ってきました。

 その帰り、以前から気になっていた(田園地帯の)ホームメードカフェ『レイナマリア』に寄って三人でお茶を飲みました。

  →レイナマリア


(店の名前は、二人の娘さんの名前をつけたそうです)

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 そこで衝撃的な出会いがあったのです!

 それは、薪ストーブのような灯油ストーブでした。

 薪ストーブの単なるフェイクではなく独自の価値をもつ製品です。

 薪ストーブにまったく引けを取らず、強力で柔らかい暖かさを生むストーブなのでした。

 何よりもすばらしいのは以下のことです。

 1.電気をいっさい使わない

 2.まきわり、補給、スス掃除が不要である

 3・煙突掃除が不要である

 4.まき代よりも安くすむ

 5.着火、消火が簡単にできる

 6.換気不要、火の粉なしで安全である

 7.薪ストーブと同じ暖かさ、味わいである

 写真で見るのと現物を見るのとでは大違いです。

 現物は、青い炎が薪の炎のようにゆらめき、見ていて飽きないものです。

 暖かさも抜群!

 煙突からの輻射熱もかなり効を奏し、レストラン全館の暖房ががこれひとつで十分のようです。

 ところが、この種類のストーブ(電気不要の)をネットでいくら探しても見つかりません。

 そこで先日、お昼を食べるついでにママさんに聞いてこようと思って「レイナマリア」に行ってきました。

 平日だというのに、お昼時、店内はお客さんがいっぱいでした。

 厨房が一段落したころを見はからって、ママさんにメーカーを聞きました。

 ところが。。。ママさんもわかりません。

 このレストランを開く前に検討した薪ストーブメーカーのカタログなどを見せてもらいましたが、該当なし。

 ということで、再度自分で調べ直すことになりました。

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 家に帰ってから、必死にネットを検索。

 ようやく、富山県のある会社に同じ物と思われるストーブの写真を発見しました。

   →NAKOシステム

 さっそく電話をして確認したらこの会社の製品ではなく、ベルギーのエフェル社というメーカーの製品ということで、日本の輸入商社を紹介されました。

   →長野総商株式会社

 この会社のホームページには、このストーブについて掲載はありませんでした。

 そこで電話で問い合わせたところ、生産中止となっているが何台か在庫があるらしく、それで終了のような話でした。

 詳しく金額や煙突のことなどを聞くために、さらにメールで質問をお送りして今返事を待っているところです。

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 それにしても、このようなすばらしいしくみの製品が世にほとんどないとは不思議です。

 特に東日本大震災で電気が不要なストーブの必要性を強く感じた私にとっては、この製品はすばらしいものと思います。

 「レイナマリア」のママさんに金額などを聞いたところ、煙突も含め一般の高級薪ストーブとおなじくらいのようでした。(軽自動車1台分くらい)

 本体よりも断熱二重煙突のほうが高いんですよね。

 でもこの製品は煙突にススがつかないようなので、断熱二重煙突もそう高いものでなくていいのでは?と思っているんです。

 さて、在庫僅少だったら自然派シェアオフィスの暖房用に買っておくべきかな〜なんて思案中です。(とりあえずストーブ本体だけ)