自然派シェアオフィスを具体化しようと計画しています。先週末、勉強のために仲間三人とこのへんの田舎にある個性派カフェを訪ねました。
具体化を考えている施設には、カフェかレストランも併設したいなと考えています。
メンバー同士の交流の場にしたり、地域社会との接点をもつためでもあります。
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さて、土曜日の朝9時古川に集合した探検隊3人は行き先の検討に入りました。
すでにメンバーの誰かが行ったことがあるお店を三人で訪れ、共通理解を深めようということになりました。
近場を選んで、夕方までにたくさん廻ろうということになりました。
気持ちよい晴天の10時、クマさんの車に乗り込み探検隊は出発しました。
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最初は東和町と藤沢町の境目にある「アイマキ」からです。
ここは以前地元の公共産直店だった施設をマスターが借りて営業している「タイ流エスニック・レストラン」です。
珈琲のこだわりもすごくて、プレスコーヒーという淹れ方も選べます。
全館30坪くらいの店舗ですが、天井がとても高く開放感があります。
少し雑然とした店内なので、かえって落ち着ける感じがします。
以前来たとき生まれたばっかりだった女の子がもう4歳でお店にいました。
仲間がいろんな手品みたいなジェスチャーでこの子を笑わせます。
タイ風ココナッツグリーンカレーを食べて次なるお店へ。
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次は二週間前に行った山奥のコーヒ店「ippo」(いっぽ)です。
マスターの名前が「一歩」なのでこの店名のようです。
店の前を流れる小川が雪解け水ゆえか、とても透明でせせらぎも気持ちが良いものでした。
とても感じのいいマスターと田舎なのにハイセンスな建物がコーヒの魅力をさらに増しているようです。
20種類くらいあるコーヒーの種類から、わたしは浅煎りのハイチを選びましたが柔らかくておいしかった!
考えてみれば、こんな昔風の「喫茶店」は都会にはなくなってしまいました。。。
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そして登米町のレトロモダンカフェ「CAFE GATI」です。
仲間のクマさんの家がこちらにあるのでマスターと親しくお話です。
それにしてもここの設計はスゴイ!
北向きに開かれた前面ガラス扉が、何の変哲もない「田んぼ」をすばらしい「風景画」にしてくれます。
薄暗い店内が外光に包まれた風景を際立たせてくれます。まさに美術館ですね。
アイスにエスプレッソをかけたものを食べて次なるお店へ。
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もう時間は三時半を過ぎました。
予定ではこれから5軒まわるはずでしたが、ちょっと無理そう。
結局2軒だけ廻ることになりました。
涌谷町にある「リッツ」、ここは私がたまに行くパブです。
33歳のマスターは涌谷にある「わかん」という居酒屋や、スノーボードショップ、蔵王山頂近くに建つ三五郎小屋というホテルなどを経営しています。
このリッツは従業員たちでセルフビルドしたんです。
夕方四時半、ひとりで店を切り盛りしているめぐみさんが店内にいたので、開店前ですが特別店内見学を許してもらいました。
たいして大きく感じない建物なのに、カウンターのあるホールの他にカラオケルームが4室もあるのです。
ひとつはセミナーもできそうな広さです。
効率の良い設計がなかなか参考になります。
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最後はいよいよセルフビルドの極致、三本木の山奥「ベンチタイム」です!
この建物や内部の造作は、ドアの取っ手に至るまでほとんど全部がセルフビルドです。
(左の瓦葺きの家屋は美人さんが主宰している美術工芸品工房です)
互いに「久しぶり!」
マスターと私、しばらくぶりの再会です。
夕食を兼ねて、ピザビスマルクやたっぷりきのこパスタ、あさりのパスタ、キャベツたっぷりサラダをみなで分け合いながら談笑です。
自然派シェアオフィスの計画を話し、あれこれアドバイスをいただきました。
農地転用の困難さとか建築確認のあれこれ内緒話、ベランダの耐久性、ピザ竈の難しさ、さまざまな小物の工夫などなど・・・
それにしてもあらためて店内を見学してみるとホントにスゴイ!
前はあまりわからなかったのですが、店内には段差が5種類くらいつけられているのです。
その段差によって、ゾーンコンセプトをゆるく区別し、仕切りがなくてもある程度の独立性が保たれるのです。
つくるも面倒なのに加え、こんな効果を最初に予測してつくるなんて、このマスターは本当にただ者ではない、とあらためて感じました。
来るたびに発見する小物の工夫の数々、この日は基礎に入れる鉄筋を利用した取っ手や棚。
これからも何度かお邪魔してアドバイスを頂戴せねば。。。
マスターは推定私より4,5歳上です。
最後に、マスターのこの言葉に勇気づけられました。
「本当はここでドッグランをしたいと思って、この建物作ったのしゃ。
ところが役所が道路拡張の計画があるとかないとかで、自分の土地なのにこれから何年間もなにもできねんだよ。
でもどんなに遅くなっても必ずやっぺとおもってんでがす。俺の夢だもの!」