「ゲゲゲのゲーテ」より抜粋

 水木しげるさん最後の作品(対談)となった『ゲゲゲのゲーテ』を何度も読み返しました。本書から自分にとって大事だな〜と思える箴言をいくつか抜粋しました。
 亡くなる一ヶ月前の対談とはびっくりしました。

 対談の最後に奥様と二人で「120歳は無理そうだが、まじめな話110歳までは生きそう」と話していたのですが、翌月お亡くなりになるとは。。。

 誰しも自分の明日は実にわからないものです。

 水木さんは、もしかしたらそれを教えようとしたのかもしれません。

 この本には、ゲーテの箴言から水木さんの選んだ93の言葉が収められています。

 何度も読み返していると、どの言葉も実に深いものであります。

 その中から、私自身にとって座右の銘とすべき言葉をいくつか選んでみました。

 まず選んだのは、朝ドラ「ゲゲゲの女房」に登場した壁の貼り紙です。

 当時、とても心を動かされたものでした。

 次は、(実はとっても偏屈で)人見知りの私にとって大事な言葉です。。。

 左ページの水木さんの言葉には笑いながらもより納得させられます。

 最後は、この社会に絶望しないよう「お守り」にしたい言葉です。

 水木さん、ありがとうございました。

 ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 参考→「ゲゲゲのゲーテ」より抜粋
   →ゲーテ「趣味について」
   →ゲーテ「わが悔やまれし人生行路」
   →ゲーテ「嫌な人ともつきあう」
   →ゲーテ「相手を否定しない」
   →ゲーテの本を何ゆえ戦地に?
   →ゲーテ「私の作品は一握りの人たちのためにある」
   →ゲーテ「好機の到来を待つ」
   →ゲーテ「独創性について」
   →ゲーテ「詩人は人間及び市民として祖国を愛する」
   →ゲーテ「若きウェルテルの悩み」より抜き書き
   →ゲーテ「自由とは不思議なものだ」
   →ゲーテ「使い尽くすことのない資本をつくる」
   →「経済人」としてのゲーテ
   →ゲーテ「対象より重要なものがあるかね」
   →ゲーテ「想像力とは空想することではない」
   →ゲーテ「薪が燃えるのは燃える要素を持っているからだ」
   →ゲーテ「人は年をとるほど賢明になっていくわけではない」
   →ゲーテ「自然には人間が近づきえないものがある」
   →ゲーテ「文学作品は知性で理解し難いほどすぐれている」
   →ゲーテ「他人の言葉を自分の言葉にしてよい」
   →ゲーテ「同時代、同業の人から学ぶ必要はない」
   →ゲーテ「自分の幸福をまず築かねばならない」
   →ゲーテ「個人的自由という幸福」
   →ゲーテ「喜びがあってこそ人は学ぶ」