性能→情熱→知性

 当たり前ですが仕事には「能力」が必要です。でも「能力=性能(競争力)」と勘違いしてはいないでしょうか?私は年代ごとに「能力」は三変化(へんげ)すると思っているのです。

 もし能力=性能(競争力)なら、歳をとればとるほど人の価値は下がっていきます。

 それじゃ「人生だんだん下り坂、お先真っ暗、あなたも私も若人も」になっちゃいますね。

 ところが神様はよく考えてくれたようで、私たちの能力を三段ロケットのように設計してくれました。

 蝶々が毛虫からさなぎ、そして成虫へと変化するごとくにです。

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 さて仕事能力三変化(へんげ)とは?

 ・若い頃は仕事をこなす能力、つまり「性能」が必要。

 ・人を使う管理職になったら人を動かす能力、つまり「情熱」が必要。

 ・会社を担う経営陣になったら社風をつくる能力、つまり「知性」が必要。
 神様に感謝しなければいけないのは、最後の「知性」こそ最高の能力であることです。

 なにせ「知性」=「教養」ってやつは、こんな「ことわざ」のとおりなんですから。

 「良い酒ほど醸(かも)す間が長い」

 「能力」のヴィンテージゆえに「年季」が必要というわけです。

 だから昨日(4月21日)63回目の誕生日を迎えたロートルの私も、こんなブログを書きながらわが知性を醸(かも)してるってわけです。

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 最後に、仕事における「知性」について私流に簡単に言うとこうなります。

 「会社に、仕事に、人々に何を残すべきか考え続けられる能力」

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 このシリーズは脚本:私ノボ村長、絵:同級生ゴリランジェロ氏のコンビで作成しております。





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