わが家、海の家となる

 昨年春、どでかいサンルームをつくったのですが、真夏は灼熱地獄となりました。1年にわたって大工さんとあれやこれやの対策を検討してきました。そしてついに昨日対策が完了したのですが、なんと!「海の家」みたいになってしまいました。しかし効果てきめん大満足の私です。

 8畳間の外を幅1.5メートの廊下でエル形に囲ったどでかいサンルーム、真夏以外はお日様の恵みを受けてとても快適です。

 しかし、楽あれば苦あり、真夏は「ビニールハウス」そのものです!!!

 いろんなプランを考えた末、開閉式外部日よけシートに決まり、材料も手配中でした。

 しかし、ホームセンターで偶然見かけたあるものにいたく心を動かされ、どたんばでプラン変更です。

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 そのあるものとは二つ。

 ひとつは「人工つた」もうひとつは「三メートル(10尺)よしず」です。

 サンルームはエル形の廊下でコーナー部分がありますし、屋根もR状になっているせいで、何かで覆うのは簡単そうでけっこう難しいのです。

 ところが「人工つた」はベースがメッシュ(網)構造なので、どんな形状にも柔軟に対応できると直感しました。

 これなら現地であれこれ調整可能なので、失敗はありえないなと確信したのです。

 もちろんゴーヤなど本物の植物を使えば一番いいのでしょうが、思うとおりにつたがはってくれるとはかぎらないし、即効性がないのであきらめました。

 「三メートル(10尺)よしず」のほうは、近所のホームセンターでは9尺までのものしか見たことがなく丈が足りずにあきらめていたのですが、偶然入った別の町のホームセンターにこのサイズがあって、これならいけるとふんだのです。

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 ということで昨日7月19日水曜日、大工さん三人がかりで真夏のサンルーム防衛作戦実施とあいなり、作戦は見事成功したのでした!

 やはり、日本古来のよしずは歴史が認めたさすがの性能です。

 よしの隙間からひそやかに差し込むおぼろげで柔らかい日光。


(南西側廊下)

 よしの日陰に循環する涼風はレースのカーテンをやさしく揺らします。


(南東側廊下。洗濯物が。。。)

 天井の緑がまるで本物の木陰のような雰囲気となり、とても癒されます。

 「ビニールハウス」が「森のスモールハウス」に変身です。

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 居間の南側、二階のベランダにも「三メートル(10尺)よしず」を取り付けました。

 外から見ると何やら思い出すものが。。。

 あっ!こりゃ「海の家」だよ。

 「かき氷でも売るかな〜」なんて大工さんたちと笑いあいました。