甘酒屋でも始めようかな〜

 特効薬というのはあるもんですね〜。私の場合はそれが「薬」じゃなくて「甘酒」でした。内臓もお肌も気持ちも、とても元気になってきました。冗談抜きで肌を触るとスリップしそうです。しかも安くて美味い!
 先月3月20に偶然(質の良い)甘酒と出会って以来、毎日はまりっぱなしです。

  →ついに自家製甘酒デビュー!

 甘酒製造器「ヨーグルティア」は毎日のように働き続けです。

 (甘酒ばかりではなく、女房の指示でヨーグルトも作っていますし、知り合いや娘などにも甘酒をお裾分けしていますので)

 さて(暇なので)「甘酒研究」中間報告を書いておきたいと思います。

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 私の製法は「米麹だけ」一刀流です。

 米麹に炊いた米をあわせる製法が甘酒の基本のように紹介されていますが、米麹だけのほうが作りやすいし、一度作ったらもうこの方法に一目惚れです。

 米麹と水の比率ですが、米麹1:水1.7が飲みやすい粘度になるようです。

 一度に作る量は、私の場合米麹250グラムと水が430CCくらいですね。(「ヨーグルティア」は一回1000CCが限界)

 製造は「ヨーグルティア」にお任せ、設定は60度で8時間です。

 米麹は三種類使いましたが、地元産直の生米麹があっさりしていておいしいと思います。

 メーカー品の生米麹は値段も高いし、甘さが強すぎるような。。。

 保温が終わったら一度容器内をへらでかき混ぜると熟成がさらに進み、味も粒子の状態も良くなりますね。

 コストは米麹(地元産直)500グラムで300円なので一回当たり150円、これで夫婦2人で三日ほど持ちます。

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 さて飲み方ですが、呑兵衛の言い訳みたいになりますが、やはり日本酒と甘酒のブレンドというかカクテルに勝るものはないでしょう。(1対1)

 コクがより深くなるとともにサッパリ感が加わり、飽きが来ません。

 飲みながら「卵酒」のような滋養を感じますし、悪酔いなどとは無縁です。

 酒が「百薬の長」になるのを助けてくれる気がします。

 もちろん甘酒だけを飲んでも美味しいですが。

 甘酒は一日大さじ3〜4杯くらい飲むだけで効能があるそうです。

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 ドレッシングとしての甘酒もいいもんです。

 先日、わが家ではめずらしく鶏の唐揚げが夕食に出たのですが、ソースや醤油代わりにつぶつぶの甘酒をかけたら、これがいい!

 見た目タルタルソースみたいで、肉がとてもジューシーになるのでした。

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 甘酒レシピで上手に出来たのは「かぶの甘酒漬」です。

 簡単でとっても美味しくできました。

 かぶ2〜3個をザクザクと厚めのイチョウに切る。葉っぱも茎の部分を3〜4センチにザクザクと切る。

 それを小さじ1〜2杯の塩でもみ、ビニールに入れて2時間冷蔵庫へ。

 その後、その袋に甘酒を80〜100CC混ぜて2〜3日冷蔵庫に寝かせておく。

 できあがると、ほんのりした酸味が甘酒の柔らかな甘さと溶け合い、絶妙な美味しさと歯触りです。

 むいたかぶの皮はセロリ、キュウリと一緒に酒粕づけにしました(酒粕にもはまりつつある昨今です)

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 失敗したのはミキサーです。

 米麹の種類や水の分量によっては粘度が高すぎて米糀粒が杯に流れにくい場合があります。

 ネットで「ミキサーにかけると良い」という記事があったので試してみたら、ほんのちょっと回しただけで、もう生クリームみたいになりました。

 味も変になり、結局捨てました。。。

 甘酒のつぶつぶ感は絶対に失ってはいけない聖域ですね。

 次回挑戦予定の「米麹みそつくり」で大豆をつぶすとき、ミキサーの加減にはかなり気をつけないといけません。

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 ヨーグルトについても思わぬことを発見しました。

 はじめてヨーグルトをつくったとき、100グラムだけあればいいので、有名なY社のプレーンタイプで強力な乳酸菌という包装の、いかにも効きそうなメジャーな製品を一個買いました。

 ところが。。。

 まったくヨーグルトはできなかったのです。(ヨーグルト風味デザートなのか、種なしヨーグルトなのか。。。)

 その後、大きな容器でしか売っていない「ブルガリア・ヨーグルト」と「カスピ海ヨーグルト」を試したら、両方うまくできました。

 見かけにだまされてはいけない、子孫繁栄の野生能力があるヨーグルトというのは、オーソドックスな(つまり旧い?)タイプしかないのだ、と気づいたわけです。

 ブルガリアヨーグルトは40度で7時間、カスピ海ヨーグルトは27度で7時間というふうに温度設定には留意しないといけませんね。

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 ということで、今年退職の私の次の仕事で、さらに生涯最後の仕事になるのは、もしかしたら「甘酒屋」かもな〜、なんて冗談でなく思えてきたこの頃です。

 明日は近くの「わくや産直センター」で「産直お花見セール」があり、「甘酒おふるまい」があります。

 地元のベテランおばちゃん手作りの甘酒の味をこの舌で確かめてこなくては!