どんよりした日が続きました。今日はしばらくぶりの快晴。先週下見をしていた仙台市郊外にある蕃山(ばんざん)に登ってきました!
(「背広姿で・・・」というタイトルは最初背広姿で登山をしたことに由来します。その後はハイキング風に着替えて登っておりますがシリーズ名としてそのまま使っております)
今年第四座目の登頂です。(超低山なのにおおげさな〜)
東北自動車道宮城インターの近くにある大梅寺登り口より入山しました。
入り口にはこの山の謂われが書かれた看板がありました。
弘法大師が霊場を開こうとしたが、天狗に妨げられ高野山に去ったとのこと。
天狗が余計なことをしなかったら、ここは高野山のようなビッグスピリチュアルランドになっていたのにな〜〜と残念。
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さて12時5分、いつものコンビニおにぎり二個と水500CC1本を持って登山開始です。
整備された階段が大梅寺まで続きます。
フェンスがあって行き止まりかと思ったら、これはイノシシ除けとのことで、登山者が自分で除けて元に戻すしくみのようです。
ちょうど下りてきた男性と出会い、教えてもらいました。
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ハイキングコースともいえる蕃山丘陵、難しい場所もなく淡々と歩きます。
途中の眺めはあまりないのですが、三角点なのか単なる測量用の石柱なのか十文字の付いたコンクリ石柱とたくさん出会います。
頂上までの間2キロに30個近くもありました。
青葉の陰から垣間見える眺めは仙台市内、太平洋、山形方面と全方位のようですから、測量基地的役割を持つ丘陵なのかもしれません。
葉の落ちた初冬ならきっとすばらしい眺めでしょう。(また来るぞ!)
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登り始めてから1時間10分。
13時20分、356メートルの頂上にあるお堂に着きました。
伊達政宗の時代の名僧雲居禅師の墓所でもあるとのこと。
生前は毎日ここで座禅を組み、熊や鹿がよく遊びに来たそうな。
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南側は展望が大きく開け、しばらくすると太平洋には白い大型船が見えてきました。
空には鯨のような雲が泳いでいます。
メルヴィルの『白鯨』を十数年ぶりに読み返しているのでそう見えるのかもしれません。
ここでおにぎり二個と水で昼食をとり30分休憩。
そろそろ下ろうかというとき、私のような二本杖でブヨよけの網をかぶった年配の男性が頂上に来ました。
実は私も同じようなブヨ除け網を持ってきたのですが、今日はなんとかなりそうと思い使わないでおりました。
二本杖やら網やら同じような用意をして来る方がいるのだな〜と、なんとなく共感を感じた次第です。
帰路は、やはりいつものように登りより時間がかかりました。
疲れのせいもあり、股関節の痛みは下りでひどくなります。
15時20分、下り始めて1時間半後、コースタイムの1.5倍で車に戻ってきました。
ハイキングコース的低山を往復4キロ歩いただけでクタクタ、股関節は完全に固まった状態です。。。
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家に帰って今ブログを書いています。
このブログ、実は本日届いたお宝ツールでたたいています。
それはkingjim「ポメラDM200」、テキスト入力専用マシンです。
辞書、ATOK以外余計なもの一切なしというすばらしい割り切りマシン。
WINDOWSパソコンにUSB接続(充電も)でテキスト読み込みできますし、逆にコピペでポメラに読み込むこともできます。
(G-mail及びMACやi-padなどにはいろんな方法で自動連携できるそうです)
これだけできれば十分。
本体の適度な重量感とキーボードのタッチがとても心地よく、ニコニコしながら今打っています。
思い起こせば二十数年前、NECでこれと同じ大きさ同じ機能のマシンを販売しており、私も愛用しておりました。
良きもの復活!というか継続、とても嬉しいことです!
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都会の街中を歩くのはとても大変な私ですが、山道は平坦でないがゆえにかえって歩きやすくリハビリになります。
しかし私がなんで山に入るのかといえば、それは「男性ホルモン」の分泌を促すためであります。
誤解されると困りますが、私の場合は一般的な男性ホルモンの使途(?)ではなく、「なにくそ!」という闘争心を少しでも蘇らせることが目的なのです。
この「なにくそ!」という気持ちが少なくなると、「うつ」になってしまうからです。
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余談になりますが、一昨日の夜、幼なじみの友人とふたりで「ケントス」で尾藤イサオさんのコンサートを観てきました。
御年74歳だそうですが、声も容姿も若々しく、とてもエネルギッシュで楽しいステージでした。
尾藤さんのジョークにも大いに笑わされました。
「私はロカビリーでスタートしました。今はリハビリです」とか。
低山登り以外にもワクワクするものを見つけていきたいな〜と思っています。
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コンサート次の朝、帰りの車で幼なじみが含蓄ある話をしてくれました。
彼は5年前に退職し、月一回のケントス通いと毎日の散歩、時々図書館という単調な日々を暮らしています。
「飽きないのか?」と聞けば「全然」と答えます。
車中でその秘訣なるものを聞き出すことができました。
それは「何をしたらいいか」など考えず、「嫌なことはしない」に徹するのだそうです。
「嫌なことをしないですむ今が、どれほど貴重であることか。。。」
なるほど、とても深い言葉です。彼をこれから「師匠」と呼ぶことにしました。
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→背広姿でプチ登山
→背広姿でプチ登山2
→背広姿でプチ登山3
→背広姿でプチ登山4(頂上間近)
→背広姿でプチ登山 その5(薬莱山に登頂!)
→背広姿でプチ登山 その6(おこま山に登る)
→背広姿でプチ登山 その7(たっこ森に登る)
→背広姿でプチ登山 その8(笹倉山に登る)
→背広姿でプチ登山 その9(倒木だらけで道に迷う)
→背広姿でプチ登山 その10(ツツジの徳仙丈山でMy山開き)
→背広姿でプチ登山 その11(荒雄岳に登る)
→背広姿でプチ登山 その12(あっという間に頂上!権現森)