ボランティア・ネットワーク

 晴天が続き心も晴れ晴れです。今日は私の親しい友人末永さんの「ドゴダリカグダリ号」での焼き芋販売のお手伝いです。場所は3.11の津波で甚大な被害を蒙った宮城県山元町の普門寺です。ここは当時ボランティア・センターとなったお寺さんだそうです。3.11以来今日に至るまで毎月(元)住民の方々やボランティアの方々で鎮魂の儀式とともにマルシェを開いており、その行事に参加したのでした。

 山形から多田さんという末永さんのボランティア仲間も来て、私と一緒に売り子?をしました。この写真も多田さんに撮っていただきました。

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  末永さんは三年前に熊本地震のボランティアに行って、倉庫が壊れたさつまいも農家の復旧ボランティアをしました。二週間その農家に泊まらせてもらっていました。その農家は6代続くさつまいも農家で90歳?近いみつよばあさんとおじいさんが主力で栽培しておりました。

 彼はみつよばあさんが栽培する新種のシルクスイートの味の良さに感動しました。(西の人が東北の米を食べて感動するのと似ているらしい)この美味しい芋をもっと世の中に広めてあげたいと思いました。どうせ手伝うなら徹底的にやってみたいと末永さんは思いました。ようやく昨年、軽トラを買い、焼き芋釜をドラム缶でつくり、全国を廻ることにしたのです。

 末永さんは3.11で知り合った被災者やボランティアの多くの方々と心の付き合いを続けています。気仙沼で工場も自宅も流され、今は気仙沼の別なところに工場を移したオールホンダの鈴木一家も家族で彼を手伝ってくれました。彼も鹿島台からほぼ毎日気仙沼に通いながら、共同でドラム缶焼き芋釜、軽トラ改造を行い、ついに「ドゴダリカグダリ号」が完成したのです。

 fbで全国を回りますと伝えたら、全国にいる彼のボランティア仲間が競って会場手配やらイベント、集客などを担ってくれました。ボランティア仲間ゆえ魂レベルの高い方々が多く、女性の中学校校長や神父さんやらミュージシャン、もちろん普通の会社員や主婦の方々など、いろんな方が全国から「末永さん来て!」と言って、言うだけじゃなくて段取りをつけてくれました。(私なんか、なんて魂レベルが低いことでしょう。。。)

 厳寒の鳴子での車中泊実験などを経て、今年の1月14日全国行商の旅へ出ました。東京、大阪、神戸、岡山、広島、山口、福岡、熊本、鹿児島、そして沖縄まで行き、帰り道は愛媛、高知も廻り、一旦帰郷の後、今度は青森、北海道、秋田へと行き、三月半ばに帰ってきました。北海道では過労のため救急車で運ばれたりとかいろいろありましたがなんとか計画をまっとうしました。

 彼は道中の体験を基に、最高級焼き芋をめざして焼き時間や焼き方などの研究、今後のビジネス展開について日々試行錯誤を繰り返しています。ボランティア仲間と共に私も彼の行動を陰ながら応援しつつ楽しませていただいております。  ・・・・・・・・

 このシリーズは脚本:私ノボ村長、絵:同級生ゴリランジェロ氏のコンビで作成しております。

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