退職後の暇人生に耐えきれず、二ヶ月ちょっと前に立ち上げた「仕事よろず相談室」、なんとか若者二名の相談のお相手をさせてもらうことができました。
若者といっても40半ばと40後半ですから、世間的には若いとはいえないかも。。。でも私より20歳も下ですから青年と変わりありません。
ところが、個人事業のこととなるとなかなか難しく、私のほうが勉強させてもらってる感じが大きいですね。
来週は相棒クマさんのコンサル「おまけ」として、けっこう遠くにある数十名規模の会社さんに数社訪問させていただく予定となっております。
いずれも朝六時半には自宅を出なければならず、8時起きに慣れてしまったわが身には少しつらいところもありますが、とても楽しみです。
さて「仕事よろず相談室」は数件の相談があるとはいえ、まだまだ閑古鳥。ところが思わぬユーザーが現れ、毎日頭が忙しくなっている今日この頃なのです。
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実は先月末、孫娘の学芸会の後、娘の家でこんな話を聞いたのです。
中一となった孫のユウキがいろいろ勉強の質問をしてくるのだが、娘はさっぱり答えられず、息子からなじられているとのこと。
たとえば「マイナス(マイナス)はなぜプラスとなるのか?」とか。
それではと、「私に相談よこしなさい」と娘に話したのでした。さらに「マイナス(マイナス)=プラス」の件もメールで私なりの回答を送りました。
次の日、娘から返事あり。「私はさっぱりわからんが、ユウキはわかったと言ってました」と。
さ~~、その後質問が来るは来るは。。。考えて、調べて、わかるようにまとめて、おかげさまで脳みそ活性化できてます!
今日までの質問内容はこのようなものでした。
「ー(-)=+となるのはなぜか?」
「オゾン層とは何か」
「ピラミッドはなぜ三角形か」
「飛行機の揚力はどのようにして発生するか」←これが一番難しかった。。。
「地球の内部にはなぜマグマがあるのか」
「光合成をするとなぜどうやって酸素とでんぷんができるのか?」
「ブッタは悟りを開いたが、どうやって悟りに達したのか?どうなれば悟りに達したことになるのか」
これらの質問に答えるのは、超ブンカケイ、66歳のスポンジ脳みその私には並大抵でないことがきっとお察しいただけることと思います。
ところが。。。実は退職後、科学に大変興味を持った私は、ちょうど折良く「キャンベル生物学」という厚さ10センチもある有名な生物学の教科書や、雑誌「Newton」の物理や化学関係の別冊などを毎日読んでいたのです。
ちょうどその分野の質問が多く、私自身がとても真剣に勉強できることとなりました。
ブッダに関しても、私のブログに中村元氏の本を基にした記事を数篇載せていたので、あらためて読み直し、自分なりの考えを書いてあげることが出来ました。
何よりもブンカケイだった私ゆえ、孫がイメージできにくいところがよくわかるのです。「名選手、必ずしも名監督にあらず」で、むしろ凡人ゆえにわかりやすい教え方が出来ることも実感し、「(わが)悪い頭バンザイ!」の心境でもあります。
ということで、「仕事よろず相談室」が「子どもよろず相談室」になったわけですが、「教えることは学ぶこと」を身をもって経験することとなりました。
実にありがたいことです。「孫に問われ 本を読んできた甲斐があり!」