真夏の甲子園、残念ながらわが県勢は準々決勝で敗れてしまいました。以前甲子園の常勝校だった箕島高校の監督が語った言葉が深く記憶に残っています。思い出すままに書いてみました。
「スター選手がいなくて優勝した年が何度もあります。そのときのチームの特徴を思い出すと、すべてバランスがよかったのです。それは自分で考える選手が多かったからです」
「自分でよく考えたのは何か?」と私も自分頭で考えてみました。一人一人の弱さを自覚している各選手は、きっとこう考えたのではないでしょうか?
「一人で皆を引っ張る力はだれにもない。自分も仲間もきっとミスをするだろう。それなら互いにミスを予測し扶けあえば、少なくとも相手に『負けない』のではないか」
勝つのではなく、負けないための知性的チームワークが、強大なパワーに勝ったのだと思います。
さて「たすける」には「助ける」の他に「扶ける」という漢字もあります。今では「助ける」に一本化されたようですが、もともとは多少ニュアンスが異なっていたようです。「助ける」=救助する 「扶ける」=力を貸す
今回の話には「扶ける」のほうがよく合うと思います。
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このシリーズは脚本:私ノボ村長、絵:同級生ゴリランジェロ氏のコンビで作成しております。
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