天下無敵の仕事

 もう10年前のことになります。ある漢方薬局の先生から「天下無敵」のお話を聞きました。身体だけでなく仕事にも通用する話だなと最近思うようになりました。
 その時先生が話された「天下無敵」とはこんなことでした。(私の過去ブログから抜粋しました)

 今回の四コマ漫画の前日譚としてお読みください。

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漢方薬局で良い話を聞きました

 我が家の次女が定期的な腹痛で悩んでいるので、以前親類に聞いたある評判の高い漢方薬局に連れて行きました。

 そのとき、とてもためになる話を聞いたので紹介します。

 風変わりな薬局で、最初じっと顔を見るだけで、症状とか聞かないんです。

 そして診察はこういう質問から始まりました。

 「あなたは何のために努力していますか?」

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努力には二つの考え方がある

 「あなたは自分を認めてもらいたいと思って努力していませんか? それはあまり良いことではありません」

 「それは絶え間ないストレスにつながり体を壊します」

 「人を認めるために努力する、これは良いことです」

 「それはストレスがなく、まわりまわって自分にも喜びを増してくれます」

 「自分が知っていても、相手がそれを知ったと言うなら相手をほめましょう。競う必要はありません。」

 「相手をよく理解しようと努めましょう」

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誰でも天下無敵の人になれる

 「相手を理解してあげると敵がいなくなります」

 「これを『無敵』といいます。」

 「天下無敵とは相手を倒す強大な力を持つ人ではなく、敵がいない人のことをいうのです」

 こんな話をしながら、娘が症状を詳しく言うまでもなく、どこがどのように痛いかをすべて当てるのでした。

 さらに、なぜそのような症状が起こるかも。

 それは「考え方」とそれに伴う「生活習慣」が引き起こしているのだと。

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「ご自愛下さい」の意味

 「体も悪いところがあったら、おまえが悪いものを全て引き受けているんだね。おかげで他の臓器が助かっているよ。ありがとうと理解してあげるとしだいに治まっていくのです」

 「自分の体に感謝しましょう。毎日一度でもいいから、自分の体のパーツひとつひとつに、良くやってくれてるね、とねぎらいましょう。そうすると内側から温かくなってきますよ。」

 「たとえ不自由なパーツであっても、病気であっても、すべて自分の体の一部です。これ以上暴れないようにね、となだめましょう。」

 「人間の細胞はすべて新陳代謝します。大切にしてあげると良い細胞に生まれ変わっていきます。ガン細胞でも同じです。」

 「過去を悔やんだり、人を恨んだりすることくらい悪い細胞を増やすことはありません。ふっきりましょう。」
 私も足が不自由なんですが、それでも日常生活できるくらい頑張ってくれていると思い、夕べ風呂の中でねぎらってあげました。

 (2013,12,14)

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 このシリーズは脚本:私ノボ村長、絵:同級生ゴリランジェロ氏のコンビで作成しております。





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