2020-01-01から1年間の記事一覧

批判するより励ましを

今年の5月のことですが、ネットで平野啓一郎さんのこんな投稿を読みました。大変心を動かされ、今回の話を書くきっかけとなりました。 2020.5.2 平野啓一郎 かつて戦争を体験した世代のかたは「生きていくために必死で何でもやった」と話されていましたが、…

取り戻したい「心意気」

コロナのせいで仕事戦線異状あり。こんな時こそ、前の時代の「心意気」が大切と思うんです。 先生「今は仕事を適性や待遇、居心地などであれこれ比較し、自分中心で考える。ところが、わしらの頃は生きるのに必死で、そんな選択などできない。かわりに、よう…

頭がいい? 考えがいい?

最近よく耳にする「アッタマわる~~」という言葉は、差別用語みたいでとても下品に感じます。自分は頭がいいと思っているのでしょうね。 でも本当に頭がいい人は「上には上がある」ということをよく知っていますから、こんな言葉は絶対に使わないはずです。…

未来からの手紙「効率化の果てにある未来」

「さてと、、、今日は届いているかな?」私の朝は玄関前のポストを確認することから始まる。たぶん多くの人と同じように。しかし、ポストの中に確認したい物は、私以外の人とはまったく異なる。それは未来から届く手紙だから。 →この話の経緯 ・・・・・・・…

ユニークな視点の仏教史

プロ野球シーズンも(私てきには)終わり、夜の時間をどうつぶそうか悩むようになりました。そんなわけで、またブログ書きを始めようと思っています。 文章というのは、武道、芸事、料理などと同じで、しばらく書いていないと筆(タイプ)が進まなくなるもの…

土手道をGoToトラベル!

今日は最高の秋日和!気温は少し寒いですが、午前10時半、愛馬オフタイム(自転車です)にまたがり、いざ古川へ! 愛馬オフタイムとは、13年前に購入したPanasonicの電動アシスト自転車です。最近スポークが何本か折れているのに気づき、前車輪、後車輪とも…

引き出しを増やそう

こんな話を書きながら、自分自身の引き出しが実は足りなかった。。。と悲しんでいる今の私です。 退職してから二年たちます。ただでさえ付き合いが希薄になるのに加え、コロナのせいで家族以外と会うこともまれなこの頃です。 時間はあふれるほどあるのにす…

会議は人を育てる

人材を宝石にたとえてみましょう。大きな企業に集まる人材はすでに磨かれた石です。小さな企業に集まる人材はまだ土まみれの原石です。 すでに磨かれた石は自分自身で輝きを増していきます。しかし、土まみれの原石はみんなで磨いてあげなければ輝きはじめる…

床屋さんの免許皆伝

30年以上も通っている床屋のご主人が昨年から体調を崩され、行くたびに奥さんや息子さんに容体を聞いています。床屋さんは毎月一回会うわけですから、一番親しい友人と言えるかもしれません。季節の変わり目なので悪化しないようにと願うばかりです。 今は…

計画あって自由あり

月~金の仕事があって土日の休みが価値を持つ。 まったくそのとおりだな~~~と、つくづく思う旗本退職男の私です。。。 登山なんかもそうですよね。 9割の計画あって1割の自由な冒険を楽しめる。 ビジネスもそのとおり。 余白を生み出さずに自由な冒険を楽…

孫の誕生祝は「失敗図鑑」

もうすぐ14歳になる孫。誕生祝に「失敗図鑑」という本をあげることにしました。 惹かれるタイトルですよね。 キャッチコピーもイカしてます。 「すごい人ほどダメだった!」 人生ってやつは、だれでも失敗のほうが多いに違いないはずです。 ところが、だれ…

ショートSF「愛しき宇宙人シッダールタ」

(最終講義) 階段教室の教壇に立ったナカムラ教授は、はずした眼鏡をハンカチで拭き、かけ直した後、演台に両手をついた。一呼吸置いてから、聴衆の学生や教職員一人一人の顔をゆっくりと見回した。 ナカムラ教授は東洋思想の世界的権威で、クラーク記念大…

「余分に儲けるな」は、なぜ?

一コマ目のテレビに出ているカリスマ経営者は、日本初のファミレスチェーン「すかいらーく」創業者で、現「高倉町珈琲」会長の横川竟(きわむ)氏です。たしか?「カンブリア宮殿」で見ました。 「余分に儲けるな」という言葉は、共感する人も反発を感じる人…

作家の顔そのままの短編集

作家の顔と作品の印象がぴったり一致する!それはルシア・ベルリン著『掃除婦のための手引書』という本です。そもそもこの本をなぜ求めようとしたかというと、新聞の書評欄に出ていた著者のポートレートにいたく惹かれたからでした。 新聞の書評欄に載ってい…

稟議(りんぎ)のわけ

ITによる業務改善には、「温故知新」ならぬ「温故創新」というコンセプトもありではないでしょうか? 「温故知新」(おんこちしん)とは、前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。 「…

ショートSF「未来からの手紙 ”コンビニ・ルネサンス”」

「さてと、、、今日は届いているかな?」私の朝は玄関前のポストを確認することから始まる。たぶん多くの人と同じように。しかし、ポストの中に確認したい物は、私以外の人とはまったく異なる。それは未来から届く手紙だから。 →この話の経緯 ・・・・・・・…

教える人こそ教材なり

AI(人工知能)というものは、人間の排出したデータを爆食いしてどんどん賢くなっていきます。まるでIQ300を超えるような天才幼稚園児といったところでしょうか。 そんな超優秀AIちゃんを、今のところまだ親気取りのわれわれ凡才人間たちは、商売に…

みんな自営のサラリーマン

コロナで痛手を受けなかった業種はきわめてまれです。中でも、規模が小さい自営業者への影響は甚大です。 ボーナスがなくなったり下がったりのサラリーマンも大変ですが、廃業の危機に直面している自営の方に比べれば、給料がもらえるだけまだまだ幸せです。…

カースト制度は感染症対策だった!

(帝国書院「最新世界史図説タペストリ」ーより) 紀元前13世紀頃、バラモン教の枠組みとしてつくられたカースト制度。憲法で廃止された現代においても根強く残っているそうです。偶然知ったのですが、その起源は実は感染症対策だったというんです。 コロナ…

東北のイメージをつくったのは誰か?

先日栗駒方面へドライブしたときに寄った蕎麦屋さんに興味深い本がありました。それは高橋克彦著「東北・蝦夷(えみし)の魂」。東北人のルーツや、 阿弖流為、安倍貞任、藤原秀衡、九戸政実など、中央権力と戦った英雄、武将たちについて書かれた歴史本です…

創造のために効率化あり

コロナのおかげ(?)でテレワークが一気に加速しました。もしかしたら、「働き方を変えよ!」という天からの警告だったのでしょうか? テレワークをやってみたら多くのことに気づきました。「社屋なんかいらないじゃん」「地方でもいいじゃん」「自由な勤務…

塵も積もれば「本」となる

わがブログ本5冊、一応そろいました!東日本大震災を契機に2011年4月から今日までひょこひょこ書いてきたブログ、そこからシリーズとしてまとめられるものを本にしました。まさに「塵も積もれば本となる!」であります。 きっかけは、2年ほど前、ずっ…

ショートSF「Godという名のエイリアン」

ショートSF「Godという名のエイリアン」 2020年6月、アメリカ国防総省は、過去十数年にわたり米軍パイロットが撮影記録した未確認飛行物体の映像を複数公開した。さらにそれが未だに説明不可能な物体または現象であるということもつけ加えて。なに…

ネガティブ・シンキングのすすめ

職歴多彩な私ですが1992年39歳で起業しました。始めた仕事はパソコンの販売やソフトの開発でした。創業の頃は、ほとんど飛び込み営業、毎日竹槍をもって獲物を探すような日々が続きました。収獲がなければほどなく餓死(倒産)ですから必死です。 めげ…

コップの水をまず減らそう

明日は切りよく6月1日の月曜日、コロナからの脱出第2幕の始まりです。とはいえ、たった2か月の自粛で経済活動は大変なダメージを受けました。どうやって今期を乗り切るか、いやどうやって明日明後日を乗り切るか、と悩まぬ経営者は実に少数でしょう。退…

ミニミニ出版!「ノボ爺の思い出アルバム」

ブログの製本サービスを利用して、10冊だけのミニミニ出版をしました!表紙カバー付きで1冊2316円。とってもリーズナブルで、しかも本格的な出来栄えです!嬉しいな~~。 この本は私のサブブログ<ノボ村長の「思い出アルバム」>を編集したものです…

「漏れなく」「正しく」の次が「迅速に」

ご時勢がら、このタイトルに反発心を感じる人は多いかもしれません。コロナの対策やら給付金の支払いやら「迅速に」が最初に来るべきだろう!と。緊急時はまったくそのとおりですね。(黒の幕引きだけ迅速ですもんね~、まったく!) さて、コロナによるテレ…

人を責めなくてよい職場

本日、国のコロナ緊急事態宣言が多くの県で解除されました。解放感のせいか、空の青さ、春風の暖かさ、賑やかな鳥の声がとても心地よく感じられます。 とはいえ、コロナ津波の第二波、第三波は必ず来るだろうと、だれもが思っています。ですから、コロナ自粛…

ショートSF「すばらしき地球Ⅱ」

静かな日曜日、小学生のころ母が買ってくれた本「破れ穴から出発だ」(北畠八穂)を古本で取り寄せ読んでいます。タイトルが今にぴったりなので読みたくなったのです。昭和38年ごろの、今よりはるかに貧しいけれども、親も子もみな生き生きとしていたあの時…

鳴子温泉からマスク来る

私の地元であり、私の大好きな鳴子温泉。東鳴子のある旅館から本日手紙が届きました。封筒には丁寧に書かれた手紙とともに、消毒薬付のマスクが同封されていました。 手紙を読んで、心にぐっと来ました。 今、この旅館は休業しているのです。それにもかかわ…