2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

走った後で考える人

私が中学か高校の頃、教科書か参考書に、笠(りゅう)信太郎「ものの見方について」というエセーが載っていたように思います(?)。それには欧州の有名な小話が引用されていました。

夏目漱石「金は魔物だね」

夜中に目覚めたときは時間をとても持てあますものです。そんなときの暇つぶしを最近見つけました。それは「青空文庫」をI-PADで読みながら同時に「audible」で同じ作品を朗読で聴くというものです。

教えることは学ぶこと

「先生」という漢字は「先に生まれた人」とも読めます。そうだとしたら「誰もが先生」になります。世の中は実にそうありたいものであります。

ショートSF「人工知能と地球生命体」

人工知能をテーマにしたSF小話を何編かこのブログに載せてきました。「ジャングル・ブック」を(録画で)見て刺激を受け、シリーズ続編を書いてみました。

ゴーゴリーが描くロシア人の魂

19世紀ロシア文学は、なにゆえ独特の魅力を放つのか? その理由は、ゴーゴリーが作品の中で主人公に語らせた「ロシア人の魂」というものが、あらゆる作家の作品に隠されているからだと私は思います。「タラス・ブーリバー」から再度抜粋します。

未来はすぐ先の現実なり

政治や社会の様子をネットやテレビで怖々横目でうかがうと、今や何をいっても許される(許している?)、どんなふうにでも理屈が付けられる。そして何を言ってもムダだと思わされる、そんな言葉が劣化した世の中に思えてしょうがありません。単純で強そうな…

ゴーゴリーの風景描写に圧倒される

19世紀ロシア文学は世界文学の中でも超別格です。とくに私が好きなのはゴーゴリーやプーシキンです。なかでもゴーゴリーの「タラス・ブーリバ」は血湧き肉躍る作品で何度読んでも面白い。

近道ばかり探す損な人

急がば回れ、人の行く裏に道あり花の山、良い酒ほど醸す間が長い、古くからの至言、格言にあるとおり、近道ばかり探す人は損な人に違いありません。近道を探すのはもはやAIロボットの仕事。人間はもはや「逆を行くより生きる道なし」じゃないですかね。

「オン・ザ・ロード」より抜粋

あふれ出す言葉、疾走する文章、光、匂い、手触り、痛み・・・ボブ・ディランの人生を変えたというジャック・ケルアックのこの小説は新鮮で、野蛮で、美しく、神聖でした。もったいないので折り目をつけたページの文章を一生懸命タイプしました。