走った後で考える人

 私が中学か高校の頃、教科書か参考書に、笠(りゅう)信太郎「ものの見方について」というエセーが載っていたように思います(?)。それには欧州の有名な小話が引用されていました。
 「イギリス人は歩きながら考える。フランス人は考えた後で走りだす。そしてスペイン人は走ってしまった後で考える」

 (日本人は考えた後も走らない?)

 一概にどの国流が良いとは言えないでしょうが、ビジネスにおいてはこの小話の英仏流が基本であると思います。

 ところがあえてスペイン流の「走ってしまった後で考える」で起業した会社がありました。

 5年前、このブログで紹介した「NEET株式会社」です。

  →「設立してから考える」

 5年経った今どうなっているのだろう?とホームページを見たら、(思いがけず)元気に発展中のようです。

  →「NEET株式会社」

 私はハッと気づきました。

 この会社は「方針や計画がない」ではなくて、あえて「方針や計画を持たない」という方針や計画を持った会社であったのだと。

 「隠れ英仏流」なのか、スペイン流が実は(情熱エンジン全開の)高度な戦略であったのか、よくわからなくなってきました。

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 このシリーズは脚本:私ノボ村長、絵:同級生ゴリランジェロ氏のコンビで作成しております。





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