2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「鍵」を探し続ける日々

「変だな?」「どうしてなんだろう?」だらけの毎日です。ずっとずっと昔から。無意識にそれを解く「鍵」を見つけたいと思って日々読書してきたような気がします。はっとする言葉に出会ったときは、その鍵が見つかったような気がして興奮します。でもせいぜ…

最初から「最後の手段」

私もそうなので気をつけなくてはいけないことなのですが、人は最初から「最後の手段」を使うというのが習性のようです。だから危ない物は作っちゃまずいと私は思うんです。でも無条件に科学や技術の発達を制約してはだめだという学者のほうが圧倒的に多いん…

ボランティア依存症万歳!

最近ボランティアに精を出している女房に聞いた話です。 先日一緒にどぶさらいをした娘さんは東京から夜行バスで日帰りボランティアに来たとってもかわいいお嬢さんなんだそうです。 その子が女房に「私、ボランティア依存症になってるようなんです」と悩み…

元気復活!南三陸町福興市

宮城県南三陸町福興市へ行ってきました! 震災以来はじめてです。今まではとても申し訳ない気持ちで行けませんでした。全国からボランティアに来てくださっている方々がいっぱいいらっしゃるのに、同じ県内でろくな支援もできないで・・・ でも、復旧から復…

本の中の世界より

私は真の科学者は哲学者でもあり芸術家でもあると思います。理科系と文化系に分けてしまうことは間違いだと思っています。湯川秀樹さんの「本の中の世界」を読むと本当にそう思います。あらゆる種類の文学や思想や文化が湯川さんの物理学のバックボーンとし…

もしも背広がなかったら?

昨晩、久しぶりに地元経済界の公の集まりに出席してきました。 みんなクールビズなので、いつもより自由闊達な雰囲気がありました。 でも限界が・・・「やはりおれも会社人だな〜」とつくづく思いました。というのは、まわりに気兼ねして一人の人間としての…

20世紀最大の損失とは

「20世紀最大の損失とは経済価値以外の価値を見いだせなかったことだ」 宮城県に宮城大学というユニークな大学があります。 その大学に、在野の公認会計士として数々の企業倒産も目の当たりにしてきたという異色の学者、天明茂名誉教授という方がいらっし…

青森の空と海に垂れ流し

びっくりしました。福島原発の事故で放射能が海に流出したとか大気中に拡散したとかで大騒ぎなのに、なんと六ヶ所村では国のお墨付きでとんでもない量の放射能を垂れ流しにしていたなんて・・・柳澤桂子さんの「いのちと放射能」ではじめて知りました。

ナウシカスタイル

毎週日曜日、女房が石巻方面へボランティアに行っています。 先日渡波で側溝さらいをしていたらテレビ局のインタビューがあったらしいんです。ところが防塵マスクにゴーグルで顔が見えないわけです。 そうしたら一緒にボランティアしている神戸や新潟から来…

放射能はなぜ怖いか

amazonから本日届きました。柳澤桂子著「いのちと放射能」 生命科学者である著者が23年前チェルノブイリ事故に驚いて書いた本がベースになっています。160ページほどの文庫本ですがとてもわかりやすくあっというまに読み終わりました。この本を読めば、放射…

後からなるほど「さや侍」

お目当ての洋画を観ようと車を飛ばして映画館へ、ところがそれはcoming soonでした・・・。残念!せっかく来たんだから今上映している映画なら何でもいいや観ていこう、と選んだのが「さや侍」

ネットで「三陸道の駅」

非効率な頭をボリボリ掻きながら、震災復興支援のカムバック市場についてあれこれ考えています。先日もいい線まで行ったんですがまだまだ不足・・・ そんな今日、私にしては画期的なアイデアが浮かんできました。

「温泉発電」とは初耳です

ま〜なんとさまざまな発電方法があるのでしょう。 今日の朝日新聞には「温泉発電」なるものが紹介されていました。

人の顔をした危険なロボット

年をとると目が弱るせいでしょうか、最近私は人というものが二とおりに見えてきました。もちろん私の目がおかしいとは思うのですが・・・ひとつめは本当の「人間」で、ふたつめは人の顔をした「ロボット」です。

夏目漱石の永遠の恋人

「硝子戸の中」で、漱石は彼の永遠の恋人大塚楠緒子(くすおこ)との最後の出会いの情景を実に感情を抑えた筆致で描いています。しかしその文章とはうらはらに、漱石が楠緒子にたむけた句は漱石の熱情と慟哭がほとばしるものでした。 「ある程の菊投げ入れよ…

簡単には修復できないものごと

私は心の底からこう思っています。 「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマと、いつ懲りるのだろうか私たち」と。 先日このブログでも紹介したドイツの社会学者ウルリッヒ・ベックさんもこう言っていました。「原爆がどんな結果をもたらすかを知り、世界の良心の声…

甘えん坊の効用

昨日、孫二人の面倒を頼まれ一日爺さん保育士となりました。が、4歳の上の孫息子にもうついて行けない。。。つい最近まで、かわいさ100%だったのに、もう腕白にはなったし、足は速いし、言うことは聞かないしで疲労困憊です。

ゆでガエル現象への警告

ビジネスの世界で使われる言葉「ゆでガエル現象」 これが日本中に蔓延していたんだと気づき身ぶるい。。。です。 日本人の美徳とかって、今世界の人からよくほめられますけどカエルのままじゃ恥ずかしいですよね。

この世は巡礼である

私が山本周五郎を読み始めたのは五十を過ぎてからです。 それまでは道徳的でまじめな作家という先入観をもっていましたが、実際にはまさにその反対、破天荒な生いたちと凄絶な作家人生を歩んだ方と知りました。

善い仕事にこそ廻れ利益!

「善い」をつかうべきか「良い」をつかうべきか迷いました。 考えて、「良い」にしなかった理由があります。 それは「良い」は比較の言葉として使われることが多いからです。 ○○より良い、比較的良い、成績が良い、天気が良い・・・

カムバック市場を創る

先日、三陸生わかめを支援したいということを「孔子が牛を買った話」に載せました。今日みんなの独創村の村役場で仲間のくまさんと久しぶりに会ったのでこの話を少し前へ進めました。

三つ目がとおる

日曜日、家の近くにある食堂で昼飯を食べながらマンガを見てました。 それは「三つ目がとおる」。手塚治虫の作品で1974年から1978年まで週刊少年マガジンに連載されました。 見ているうちに何か怖くなってきました。あまりに現在の社会状況を反映しているの…

毛細血管の話

数年前プールのサウナで旧知の友人と出会い、場所柄ダイエット話で盛り上がりました。その友人は不動産業が本業なんですが、どういうわけか仙台の鍼灸の学校に通っており、それがもう興味深くて東洋医学に魅せられっぱなしだと言っていました。 そのとき私た…

里山の放射能汚染

岩手県奥州市江刺といえば福島原発から直線距離で200キロ以上も離れた場所にあります。みんなの独創村「村の仲間たち」にはそこで「うたがき優命園」という里山生活学校を営む方がいます。 今日の朝久しぶりにブログを読んでびっくりしました。なんと岩手県…

マンガ家の一日

水木しげるさんは本当に面白い!面白いだけじゃない、その絵、人生、雰囲気すべてこの世を超えています。(だから妖怪マンガか?)中学校の頃はゲゲゲの鬼太郎を愛読していましたが、NHKの「ゲゲゲの女房」でさらに興味を持ち20冊くらいマンガや本を買っ…

一番美しい追悼文

盛岡出身で昭和23年に夭折した松本竣介は私がとても好きな画家です。 彼は彫刻家の舟越保武と旧制盛岡中学校で同級生であり生涯を通しての親友でした。 松本竣介の絶筆となった「建物」に舟越保武は彼の画文集「巨岩と花びら」で短い追悼文を寄せました。 …