ゲーテ

ゲーテ「複式簿記」の重要性を語る

甘酒効果でやる気が出てきたので、かねて私の宿題であった社内研修用「図解簿記テキスト」の作成を再開しました。今も昔も、世を動かすのは「正義」より「経済」のようです。それゆえ本当の世界共通言語とは、経済を語る「簿記」であるといえるでしょう。

生活の原動力は自然の繰り返しにある

ゲーテの自伝『詩と真実』を時々ですが読み進めています。今、全4巻中の3巻目を読み終わろうとしていますが、『若きウェルテルの悩み』執筆の動機とその頃のゲーテの状況が詳しく書かれています。

ゲーテ「喜びがあってこそ人は学ぶ」

ゲーテの自伝『詩と真実』には彼の生の感情、生の声があふれています。戸惑い、焦燥、情熱、私たちと等身大のゲーテが、彼の生きた時代とともに、今ここにあるような思いをさせられます。

ゲーテ「個人的自由という幸福」

ゲーテの晩年19世紀初頭は、神聖ローマ帝国とは名ばかりの小国分立の領邦国家であったドイツがナポレオンに解体され、その後ナポレオン没落後のウィーン会議を経てドイツ連邦が成立した頃でありました。産業革命と市民の自由が拡大していた当時のイギリス…

ゲーテ「自分の幸福をまず築かねばならない」

「私は作家という天職に就いているが、大衆が何を求めているかとか、私が全体のためにどう役立っているかなどということを決して問題にしてこなかった。」とゲーテは語りました。彼がめざしたことは「自分自身の人格内容を高める」ということだけでした。

ゲーテ「同時代、同業の人から学ぶ必要はない」

ゲーテは穏健な思想を持った方ですが、最初に極端な裏返しの話をすることがよくあります。その後に続く内容をよく理解させるためなのでしょう。「同時代、同業の人から学ぶ必要はない」と言い切ったのはなぜなのか?と引き込まれてしまいます。

ゲーテ「他人の言葉を自分の言葉にしてよい」

「そこにあるのは、私のものだ! 実生活から取ってこようと、書物から取ってこようと、そんなことはどうでもよいのだ、使い方が正しいかどうかということだけが問題なのだ。」とゲーテは語りました。

ゲーテ「文学作品は知性で理解し難いほどすぐれている」

自分の作品を例にして、ゲーテは思いきったことを語りました。「文学作品は測り難ければ測り難いほど、知性で理解できなければ理解できないほど、それだけすぐれた作品になるということだ。」

ゲーテ「自然には人間が近づきえないものがある」

文学のみならず自然科学も幅広く研究したゲーテは、「自然の世界には、われわれが近づきうるものと近づきえないものがある。」と語りました。

ゲーテ「人は年をとるほど賢明になっていくわけではない」

ゲーテは、年齢つまり知識や経験の量が「賢明さ」と比例するわけじゃない、いくつであっても「己の純粋な感性に従う」ことが大切と語っています。彼は過去の自分の作品をそうとは知らずに読んで感動したこともあったそうです。

ゲーテ「薪が燃えるのは燃える要素を持っているからだ」

「名声は求めて得られるものではない。」とゲーテは語りました。私たちは「名声」と「有名」の区別がつきにくくなっているのかもしれません。

ゲーテ「想像力とは空想することではない」

「私の言う想像力とは、実在しないものを空想するようなあやふやなものではない。」とゲーテは語りました。

ゲーテ「対象より重要なものがあるかね」

「対象を抜きにしてテクニックをどんなに論じてみてもしようがない!対象がだめなら、どんな才能だって無駄さ。」とゲーテは語りました。

「経済人」としてのゲーテ

水木しげるさんの奥様布枝さんは「ゲーテの言葉はとても健康的だと思いました。」と語っています。詩人ゲーテは政治や経済に余儀なく関わらざるをえませんでしたが、逆にそのことが彼の言葉や作品の大きさ、深さ、調和に寄与したのではないでしょうか。経済…

ゲーテ 「使い尽くすことのない資本をつくる」

ゲーテはひどく不機嫌な渋面になりました。それはエッカーマンがドイツ文芸批評を執筆する契約についてゲーテに相談したときのことです。

ゲーテ 「自由とは不思議なものだ」

ワイマール公国で最高の年俸と立派な邸宅を賜っていたゲーテですが、エッカーマンに富貴や華美の無用さを説く日がありました。彼に「自由」というものの本質を教えているのでした。

ゲーテ 「若きウェルテルの悩み」より抜き書き

あと二ヶ月くらいはゲーテの様々な著作を読むばかりになりそうです。ゲーテ二十五歳の作品『若きウェルテルの悩み』を読んで手帳に書き写した文章があります。

ゲーテ 「詩人は人間及び市民として祖国を愛する」

詩人であり、なおかつ政治の中枢にあったゲーテは、相反する世界にどのように折り合いをつけていたのでしょうか。ゲーテが亡くなる数日前に語った言葉です。

ゲーテ 「独創性について」

ゲーテは自分だけで生み出す独創はありえないと語りました。それではいったい「独創性」とは何をいうのでしょうか?

ゲーテ 「好機の到来を待つ」

ゲーテのブログを書くようになったのは『ゲゲゲのゲーテ』を読んだことがきっかけでした。さらにそのきっかけとなったのは朝ドラ「ゲゲゲの女房」の作業場に貼ってあったゲーテのこの言葉でした。

ゲーテ 「私の作品は一握りの人たちのためにある」

『ゲーテと対話』(エッカーマン著)から珠玉の言葉を拾っています。今日はゲーテが「創作の目的」について語った言葉を書き写してみました。

ゲーテの本を何ゆえ戦地に?

水木しげるさんはなにゆえ戦地ラバウルへ『ゲーテとの対話』を持って行かれたのでしょう?ゲーテも深いが水木しげるさんも同じく深い方と、あらためて感じます。

ゲーテ 「相手を否定しない」

「他の連中は思考して、考えたことを吐露するという感じだけれど、ゲーテの場合は人生とか、人間とか、すべてを含んだ発言なんです。幅が広いから参考になるわけですよ」(水木しげるさん)『ゲーテとの対話』(エッカーマン著)を抜き書きしながら今日も「…

ゲーテ 「嫌な人ともつきあう」

「ゲーテはひとまわり人間が大きいから、読んでいると自然に自分も大きくなった気がするんです」と水木しげるさんは語りました。『ゲーテとの対話』(エッカーマン著)から、そんな思いを感じさせる文章をひとつ紹介します。

ゲーテ 「わが悔やまれし人生行路」

『ゲーテとの対話』(エッカーマン著)は人間ゲーテを実に身近に感じられる本です。ゲーテが愚痴のように語る箇所はなおさらです。何人も羨むようなゲーテの人生と思いきや。。。

ゲーテ「趣味について」

水木しげるさん最後の著書『ゲゲゲのゲーテ』にいたく感銘し、『ゲーテとの対話』(エッカーマン著)三巻を読書中です。まるで私がゲーテに直接教えてもらっているような親近感を感じます。本書で出会った「深い言葉」をひとつづつ書き残していこうと思いま…

「ゲゲゲのゲーテ」より抜粋

水木しげるさん最後の作品(対談)となった『ゲゲゲのゲーテ』を何度も読み返しました。本書から自分にとって大事だな〜と思える箴言をいくつか抜粋しました。