何をアピールするにもキャッチコピーがとても大事です。
その専門家といえばコピーライター、短い言葉や文章でぐぐっと心をひとつかみにします。ふと、俳句や川柳もそうだよな・・と、ある句を思い出しました。
現代俳句の鬼才、西東三鬼の句です。
「おそるべき 君等の乳房 夏来る」
真夏に向かう今、まざまざとイメージしてしまいます。すごい句です・・・
この句も今の季節にピッタリ。
「水枕 がばりと寒い 海がある」
う〜涼しい！
西東三鬼は松本清張の短編集「月光」に登場します。短編「月光」の主人公は美貌の俳人橋本多佳子ですが、同時期に実在したふたりの実話ともとれる男女関係が背景となっています。俳壇の内輪話的な描写も多く興味深く読めました。
橋本多佳子の句です。
「月光に いのち死にゆく ひとと寝る」
俳句の力はスゴイ！世の中すべて英語になったらいやだな〜
