ボランティアのボランティア

 日ごろ便りをよこさぬ下の娘から昨日急な連絡がありました。「今晩車で帰る。到着は午前1時ころ」何のために来るのやらさっぱりわかりません。鉄砲玉のようです。が、久しぶりに会うのはうれしいもの。さて、朝起きたら隣の部屋に、無事、娘が寝ていました。
 娘は神奈川県平塚市の福祉施設に勤務しています。よくぞそんな遠くから車で来たもんだと少々あきれます。

 朝ごはんを一緒に食べながら聞いたら「3日間休暇をもらってボランティアに来た」ということでした。それで車で来たんですね。

 高校は石巻でしたので被災した知り合いもいるようです。でもボランティアをしようと思い立ったのは、わたしのブログやわたしが運営しているサイト「みんなの独創村」を読んだことがきっかけらしいんです。

 特に母親が毎週末にボランティア行ってることを知り、自分もなにかせねばと思ったらしいんです。

 さて、娘の話で考えさせられることがいくつかありました。娘の職場ではボランティアをしたり、したいと思っている人は多いんだが、悩みの種が交通費や宿泊費がけっこうかかること、宿泊場所がないことらしいんです。

 そしてこんな提案がありました。「わたしの職場で石巻の福祉施設にボランティアに来たい人がいるんだけど、この家に泊めて食事も出してあげるってできないかな?」

 なるほど!こんな支援もあるんだ。ボランティアのボランティアだな!と思い、こう言いました。「わたしは賛成、お母さんにもきいてみてくれ」と。これを話しているとき、すでに母親は仕事場ヘ向かっていたので確認はとれてません。結果は次回以降のブログでご紹介。

 いまやどこも核家族、友人や知り合いを泊めてもてなす習慣はとても少なくなりました。でもそんな習慣があった昔は面倒がかかる分もっと人間関係が豊かでした。その頃に戻るきっかけになればいいなと私は思うんです。

 そういえば「みんなの独創村」仲間のくまさんは、三陸でボランティアミュージカルをしてくれる村上由香さんたち御一行を自分の実家に泊めてあげるそうです。えらいな〜。こんな支援者がいっぱいできればボランティアの輪も大いに広がるんだろうな〜と思います。

 最後にもうひとつ。読者閑散の私のブログ、自分のために書いてるんだから・・・と思いつつも誰かに読んでもらいたいなという思いもやはり隠せません。しかし自分の家族や親類が読んでくれていました。

 娘もそうですが、先日東京の姉からこんなメールもありました。「変わりありませんか?読書好きの友達が、独創村を見て、褒め称えてました。そして自分の好きな本が紹介されていたらしく、早速図書館に予約したそうです」

 読者数よりも、身近な人が読んでくれることのほうが嬉しいし大事なことだなとつくづく思います。