冷蔵庫に屈した日

 3.11大震災より122日目、今週の月曜日ついに川嶋家は節電戦争において冷蔵庫軍に敗れました。。。恥ずかしながらここにご報告いたします。
 小さな発泡スチロールにスーパーからもらう氷を入れて冷蔵庫代わりにしてきました。このような武器で全日本の総力戦である節電戦争を女房と共に戦ってきました。

 敗れたりとはいえ、前年同月対比49%マイナスの戦果をおさめました。良くやったつもりではあります。

 しかし、冷蔵庫は強い!私たちだけだったら何とか戦えましたが、一人暮らしをしている88歳の父の弁当をろくに作れないという事態にいたり、ついに白旗を揚げたのでした。

 悔しい気もありますが、秋には再び冷蔵庫の電源を遮断し再度節電戦争に挑むつもりであります。もちろんエアコン軍とか待機電力軍とかには今でも勝ち続けていますから戦いは冷蔵庫軍だけです。

 さて、こんな小さな領土をなぜ電気の浪費から守ろうとしているのか?
それはこの戦争の巨大な黒幕「原発」に対しての生理的拒絶反応が強いからです。
 
 はるかな子孫にまで、遺伝子に変異を起こす危険きわまりない核の廃棄物をそのまま残し続けるなんて、およそ人間の倫理に反しています。効率とかの問題以前の話です。

 小さな抵抗をムダと思う人は言葉だけで考える人、そんな人が危ないものを推進してしまうダースベイダーとなっていく。

 ガンジーは言いました「善きことはカタツムリの速度で進む」
マザーテレサは言いました「私は一人しか救えない」