福岡に住む『今日も気分はニニ・ロッソ』の安田さん。今年も古川のプラネタリウムですばらしいラッパを吹いてくれました♪
トランペットを夜空の星に向けて高らかに吹き上げるとき、まるでレーザー光線のように凝集された光が星空に向けて発射されます!
星空の彼方に去った愛しい人々への「想い」を、鋭い音の光にのせて届けるもの。。。それが「トランペット」です。
一昨日の夜に開かれた「星空とトランペットの夕べ2012」
追悼の曲が三曲ありました。
ひとつめは「ルイ・アームストロング」へ。ふたつめは「ニニ・ロッソ」へ。
そして最後は、今年の一月に逝去されたという安田さんの父上に向けての追悼の曲でした。
亡き父上の星に、きっと届いたことでしょう。私も目頭が熱くなりました。
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今年でもう六回目。毎年恒例となったボランティア・コンサート。大崎市古川の、これも恒例となった「プラネタリウム」で一昨日の夜行われました。
奏者の「安田実男」さんは、以前の仕事の関係から私とは旧知の間柄です。
大崎市岩出山に住むトランペット好きの方が、かつて安田さんのブログ『今日も気分はニニ・ロッソ』にめぐり逢い、そのすばらしさに感動してここ古川に招待したのが始まりでした。
ゆうべも満員の観客でした。毎回びっくりするのですが、お年寄りの方々がとても多いのです。
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さて『いつも気分はニニ・ロッソ』の安田さんは、IT会社経営という仕事の合間をぬって、地元福岡のお年寄りの施設などを中心にボランティアコンサートをしております。
その数、年間三十回!
十一歳より習い覚えて約四十年、トランペットと共に生きてきた人生、惜しげもなく、多くの方々へそのすばらしき音を聴かせてくれています。
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えっ?こんな声が。。。
「トランペットと共に、っていうけどそれだけじゃないでしょう!」
そうです。学生時代のブラスバンドで一年先輩だったという「奥様と共に」も忘れちゃいけません。
なにせ奥様は、安田コンサートのマネージャー、司会、ミキサー、そして歌手までこなす「超片腕」です。
コンサートではさだまさしの『サナトリウム』を聴かせてくれました。もちろん夫の「バック・トランペット」で。
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コンサート終了後の定例の懇親会は、いつものようにプラネタリウムの中にあるレストランで開かれました。
ここで、コンサートを聴いた後食事をしていた他のお客様からまたもアンコール。
アルコールの前にまずはアンコールに応える安田さんでした。
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さて、懇親会にはいつも遠くからファン(けっこう年配・・・)がやってきます。
今年も埼玉から、福島市から、そして弘前市からと集まってきました。
弘前市から来てくれたのは、ブログネーム「キョンタ」さんです。
実はキョンタさんは、福島の葛尾村に自給自足のコテージを建て、奥様と愛犬と自然満喫の生活をスタートさせていたのですが、昨年の3.11により、今は弘前に疎開しているのです。
パーティーでの話にはやはり、原発のこと、北九州の瓦礫受け入れのことなどがでてきました。
私は夜11時でおいとましましたが、その後の情報では、みなさんこの後カラオケに行ってラッパを吹き合ったということらしいです。
なんて元気なおんちゃん、おばちゃんたちでしょう!
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故水野晴郎さんは「水曜ロードショー」で語るあのセリフがトレードマークでした。
「映画ってほんとうにいいもんですね〜」
そしてその背景には「ニニ・ロッソ」作曲のトランペット・メロディーが流れていました。
この晩は「トランペットってほんとうにいいもんですね〜」と、どこかの星で語っていたことでしょう。
もしかしたらそこにはシェークスピアもいたかもしれません。
彼も負けずに少し気取って、「ベニスの商人」のシャイロックの娘婿ロレンゾに、こう言わせていることでしょう。
「心に音楽を持たぬ人間、美しい音楽の調和にもたえて心を動かさぬ人間、きっとそれは謀反、策謀、略奪などをやりかねぬ人間なのだ」