「原発ジャスミン革命」の予感

 テレビ朝日がついに真実を報道!6月22日金曜夜、首相官邸前にはなんと!4万5千人もの人々が再稼働反対に集まったことが公にされました。

 このところ毎週金曜日に、首相官邸前に多くの人々が再稼働反対に集まっていたようなのですが、NHKや新聞社などマスコミのほとんどが報道しませんでした。
 
 そのため、脱原発を志向しインターネットに親しんでいる一部の人だけにしか、その情報は伝わっていませんでした。

 私もそんなマスコミの意図的と思える隠蔽に怒り、先日のブログでそのことを書きました。

 →凄まじき「原発への執念」

 そんな中、3日前の金曜日、首相官邸に4万5千人も集まったという記事をfacebookで知ったのですが、その数などについて私は半信半疑でした。

 ところが、「報道ステーション」でこのデモの様子が報道されていたんです!そのことを昨日初めて知り、Youtubeで報道を見て、その真実を確信するところとなりました。

 (インターネット社会とはいえ、私ですらマスコミの報道こそ信頼できる情報であるという意識がまだまだ強いようで反省です。。。)

 皆さん、ぜひこの映像をご覧になってください。身近な人々が本当に当たり前のことを話しています。

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 さて、私はこの映像を見るまでとても「めげて」いました。

 大飯原発の再稼働をきっかけに原発社会がこのまま復活か。。。わが宮城県の女川原発も来年には再稼働させてしまうのだろうか。。。

 なんて私たちの力は弱いのだろう。。。思いはとても強いのに。。。

 しかし、この映像で勇気が出てきました!

 毎週増えるデモの参加者、それも一般の人がtwitterなどを通して。

 これはもしかして!

 さ〜、政治家よ、経済界よ!ゆめゆめ油断なきように!

 「原発ジャスミン革命」が、徐々に徐々に、広く深く土壌に浸透してきているのです。

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 大飯原発は再稼動するかもしれません。

 しかし次の定期点検の後、もう一度止めることはできるはずです。

 私たちがあきらめなければ。

 弱い私たちができる抵抗の姿、それを4万5千人の集会は見せてくれました。

 アフリカや中東のジャスミン革命もこのようにして始まり、革命の連鎖反応を各国に起こしました。

 日本人は羊のような家畜かもしれない。

 だけど羊にだって「生き物」としての強い思いはあります。

 羊が羊のままあきらめずに抵抗を続けていけば、やがて強固な柵も倒れていくことでしょう。

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 少しづつですが、そんな静かな抵抗に結びつく記事も新聞に散見するようになってきました。(小さい記事をよく探せば。。。)

 ひとつは、女川原発再稼働に女川住民の4分の1が反対という記事
 

 もうひとつは、宮脇昭さんが提唱している「震災ガレキを拡散させずに広葉樹を植えた防潮堤として活用しよう」というプランを、宮城県議会が積極提案し始めたという記事

 →瓦礫は地球に返し、防潮堤に―「命を守る300キロの森づくり」

 →ガレキの処分法はひとつだけ?

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 ガンジーは言ったそうです。

 「善きことはカタツムリの速度で進む」と。

 強弁の政治家にばかり期待せず、私たち自身が私たちのできるやり方で、決してあきらめず「抵抗」を続けていきましょう!

 それは「戦い」ではなく「闘い」というものになるでしょう。

参考
 『日本の原爆』を読んで(その2)
 「戦う」と「闘う」