スマホにレトロ

 味があって役に立つグッズを買いました。スマホ用の原始的木製スピーカーです。
 昨年から体質が変化してきたようで、眠れぬ夜が多くなりました。

 そんなときi-phoneでラジオを聴いています。

 こんな小さなマシンのくせに、i-phoneのスピーカーはまずまずの音を出してはくれます。

 しかし、やはりアナログラジオの柔らかく余裕のある音質や音量にはかないません。

 先日、偶然とってもレトロなスマホ用木製スピーカーをネットで見つけました。

 ただの木の箱で、電気などいっさい使わないというところに心惹かれました。

 さっそく取り寄せました。
 
 値段は7500円くらいでした。(けっこう高いので迷いましたが。。。)

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 これはいい!

 下の引き出しみたいなところから音が出てきます。

 音質も音量もけっこうよくなりました。

 電源をつないだまま使えるのは便利です。」

 何よりも製品自体に高級文具といえるような品があるのが嬉しいですね。

 IT機器にレトロの味わいを加えていったら、きっと愛着が増すような気がします。

 なにせi-phoneといえども、余計な機能や使いにくいあれこればかりが多くなってきているように感じる昨今です。

 少なくともAppleさんだけには、ぜひこういう「レトロ・コンセプト」、つまり昔から変わらぬ「人間的感性価値」を大事に考えてもらいたいものです。

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 丁寧なつくりの木製品と出会うと、プラスチック容器のコンビニ弁当から、ちゃんとした食器でいただく手作り料理を味わった気がします。

 今はなにもかにも電気が必要です。

 しかし、こんな道具と出会うと一瞬「電気から解放された!」という安堵感が生じるのです。

 電気につながれ、情報ジャングルにつながれ、日々(もしかしたら)家畜化しているような私たち。

 潜在意識に「もっとシンプルに生きたい!」という気持ちがわだかまっているのかもしれません。