自分頭で考える

 原発維持、脱原発で世論が分かれていますが、以前も似たような感じが・・・そうそうイラク戦争開戦の頃感じたやりきれなさと似ています。
「世界平和のためには(強く正しい)アメリカに付いていくより他に道はなし」
「電力をまかなうためには(クリーンで効率的な)原発を維持する他に道はなし」
どちらも「みんな嘘だった」なんですが・・・
 家畜のような私たちは自分頭で考えることをほぼ放棄し、権威者に従うことを選んでしまいました。
 しかし私たちが従ってきた権威者なるものは、科学者として、経済学者として、政治家として、ジャーナリストとしてまともだったのでしょうか?彼らは自然に対する謙虚さや人間としての哲学を持っていたのでしょうか?
 わたしたちも自分頭で考えない限り、人間の顔をした家畜のまま、子や孫の世代に危険なつけをまわしていくことになってしまうのではないでしょうか。
 そんなわけで私は、世の良質な考えを貪欲に探し発信していこうと思います。今日はドイツの社会学者ウルリッヒ・ベックさんのお話を紹介したいと思います。

「限界のないリスク 近代社会が生んだ不確実性の象徴」