ネットで知り合った方々にはデザイナーが多いんです。その方々の独創的な作品にためいきが出そうになることもしばしばです。そして自分自身もほしくて、部屋に飾りたいなと思います。けさ、こんなことをひょっと思いつきました。もしかしたら何かできるかも?
私は様々な職業を遍歴してきました。
二十代の頃は「画廊」に勤めたこともあります。たった二年間でしたが、その時はいつか「画商」に、そして個性的なギャラリーを持ちたいな、と本気で思っていたんです。
もう三十年も前のことです。
いろいろあって画廊をやめ、どういうわけかその後も毛色の全く異なる職業を遍歴し、今ではソフウェアパッケージ開発会社を経営しています。
なんという異業種遍歴かと、われながら驚くこともあります。
が、今になってよく考えてみると、「どの職業も、見かけはちがうが、本質は同じだ」という意識が自分には強くあったのだと思います。
ですから、今の仕事であるソフトウェアと美術(デザイン)ということも大変近しいものに感じますし、ジョブズはまさにその融合を図った人と思っています。
もっと言えば、経営は「仕事デザイン」であり。働く人はみな「仕事デザイナー」であるべきと思っています。
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さて、こんなことを空想しました。
ネットに例の「しっぱいファンド」でギャラリーを建設します。
展示する作品は、ネットで偶然知り合った方々の作品です。
各作家毎に合わせて、ギャラリーの部屋をデザインします。
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さてここからがミソです。
どのようにして「作品」の売買(嫁入り)を果たすのか?
実は、芸術作品というのは「金」がからむと、とてもやっかいなものです。
値段をどう付けるか?それが作品の評価とされるからです。
中には、「面積」で一律に値段を設定しているユニークなネットギャラリーもあります。
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私のアイデアはこうです。
ギャラリーに飾った作品のうち、作家は任意に「販売してもいい」ものを指定します。
それには二種類あります。
ひとつは一律「○万円」
もう一つは「交渉にて」
「一律」の作品には社会貢献の要素を持たせます。
たとえば仮にその価格を「5万円」としましょう。
そのうち2万円は購入者名による「被災地応援ファンド」への出資にします。
→あったかい被災地応援ファンド
もう2万円は作家へ入ります。
残りの1万円は「あったかいネット・ギャラリー」の手数料・収益となります。
「交渉にて」の作品は、ネットギャラリー事務局が仲介します。
決まった金額の10%がネットギャラリー事務局の収益になります。
このしくみは、「金」という、ある意味「やっかい」なものを、「助け合い」という価値に変換してくれます。
それは「金」というものに「人間としてのあったかさ」を加えます。
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そもそも芸術やデザインは何のためにあるかといえば、人の「人としての幸せ」「生き物としての幸せ」を増大させるためにあるものと思っています。
他にも「真実」を追求し表現するもの、という定義などもあるでしょうが、それも含めて人間の「善」というものと、最も深く関わっている行為であると思います。
ですから、あらゆる「仕事」に「芸術」(美・真実)は必須であるはずだと思うんです。
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さて、「あったかいネット・ギャラリー」の補足です。
「一律」にはサイズによって数種類のグループを作るといいかもしれません。
たとえば6号までのサイズは一律「五万円」、それ以上は一律「十万円」とか。
金額に比例して、被災地ファンドへの投資も増えることになります。
先日、東京のデパートで有名画家の一般向チャリティーオークションが開催されるといいうニュースを見ました。全額被災地支援に充てるそうです。
この企画は趣旨はいいものですが、入札金額がたぶんとてもとても高いはず。。。それと単発です。
私のプランは、継続的にやっていけるし、職業画家でなくてもokというメリットがあるなと思っています。
「面白い!」と思う方いませんか?