My名刺はMyデザイン

 もし同じ会社で、一人ひとり名刺のデザインが異なっていたら、ロボット人間は減るのではないでしょうか?
 「あったかい」「真心」「やさしい」「カワイイ」なんかが企業イメージとして大流行ですが、実は「見せかけ」だけになっている企業も多いように思えます。

 大きな会社ほど、人件費節約のための超マニュアルロボット化という逆行システムに乗り換えているような気がします。

 そのシステムの特徴は「真心ではなく真心口調で対応しなさい」です。

 コストダウンのためには、派遣対応型のそれしか方法がないと、バカの一つ覚えのようにして。

 そのせいか、逆に増えてきましたな〜、いい歳こいて「マニュアル人間」。。。

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 さて、遅ればせながら「みんなの独創村」の名刺を作ることにしました。

 相棒のデザイナーから届いたドラフトはこんな感じ
 

 何を言いたいのかって?

 はい、一人ひとりの名刺デザインが異なるんです。

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 この名刺案を見て私が思ったのこんなことです。

 もしこんな法律ができたら、仕事は社会はどうなるだろう?

 「あらゆる会社は、社員各人の名刺をそれぞれ独自のデザインにすること」

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 一人ひとりの名刺が独創的なら、あらゆる仕事はきっと溌剌とした人間的なものに変わることでしょう。

 なぜなら、「会社に使われている従業員」ではなくて「一緒に会社を創っているデザイナー」に変わるんですから。

 一人ひとりが。

  →新しい「肩書き」

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 夢物語と思って聞く人もいるでしょう。

 でも違うんです。

 社長稼業の人は常に言うんじゃないですか。

 「一人ひとりが経営者の気持ちで仕事をしてくれ」って。

 それは「私と一緒に創造してくれ」ということでしょう。

 すべての社員にデザイナーになってほしいということですよ。

  →デザインと経営

 内職のおばちゃんだって創意工夫が必要。立派なデザイナーたりえるんです。

  →内職のおばちゃんブランド

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 そんな社会になったら、こんな会社が増えるでしょう。

 「一、不当なる儲け主義を廃し、あくまで内容の充実、実質的な活動に重点を置き、いたずらに規模の大を追わず 」

 「一、 経営規模としては、むしろ小なるを望み、大経営企業の大経営なるがために進み得ざる分野に、技術の進路と経営活動を期する」

 「一、 極力製品の選択に努め、技術上の困難はむしろこれを歓迎」

 (これってソニー創業時の経営理念の一部であります)

  →カリスマーズ見参!

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 とはいえ、かく言う私の会社も今は画一名刺。

 いつか我が社も「My名刺」を持つ会社にしたいと思います。

 そのためには日々社員の「考える力」「感じる力」を養う必要大ありです。

 その先生役ができるのは経営者しかいないはずです。頑張らねば。

 まずは「みんなの独創村」から実践してみます。

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 おまけですが、もう一つ法律が増えるといいですね。

 「名刺は一人最低3種類以上持つこと」

 これは、自分の人生を一つの会社にだけしばられるな、奴隷じゃないんだから。ということなんです。

 妄想の続きはまたいつか。

  →みんな自営のサラリーマン