雑木林散策アルバム

 雑木林の広葉樹が好きなのに、木々の名前についてはほとんど素人の私です。日曜日少し実地勉強しようかと、山の麓へ一人で行ってみました。
 最近、木々の樹皮に興味を覚えてきました。

 朝勉中にその方面の本を眺めたり、時々庭木や近所の木を少し丁寧に観察しはじめました。

 でもクヌギとコナラはどう違うのかわかりませんし、山の木でわかるのもせいぜいブナぐらいです。

 そこで日曜日、天気もまずまずだし、運動かねて実地勉強してこようと思い立ちました。

 自宅から一時間ちょっと。 薬莱山(やくらいさん)という低山があります。

 少し山形県側に林道を走ると、雑木林の自然公園があります。

 地元の人さえ滅多に行かない自然派の穴場です。

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 その自然公園の入り口です。

 うっとりするような苔が出迎えてくれました。

 奥にあるのが事務所兼展示場ですが、今は冬期閉鎖中です。

 この辺には私以外誰もいません。

 遊歩道を下りていきます

 落ち葉と苔の絨毯を踏んで閑かな林を歩いて行きます。

 湖沼を囲む雑木林は様々な樹々が葉っぱを落とし、黒茶色の裸の身体を寒天にさらしています。

 ときおり瞬雨がバラバラバラと降ってきますがすぐやみます。

 まっすぐ伸びた道は、まるで王宮へのプロムナードのようです。

 湖沼の縁にはログのベンチもあります。物思いにふけりたくなります。

 時折、まぶしい光が木々の間に射し込んで、落ち葉の道をシルエットで演出します。

 なごやかな道になりました。

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 樹皮を見ても、あまり種類の違いがわかりません。

 そこで葉っぱを見ると。。。やたら大きい葉っぱが混じっている。

 持参した『樹皮ハンドブック』には葉っぱの形状や大きさも書かれています。

 さっそく調べてみます。

 大きっ葉っぱは「ほおの木」に違いない!(たぶん)

 約2キロの、たった一人の贅沢な散策が終わりました。

 あ〜〜、すっきりした!

 入ったときと比べて出るときは、なんとなく木の違いが少しわかったような、そんな感覚(錯覚?)をもちました。

 また来ようっと!

 次は、ここにある別な長距離コースに挑戦したみたいものです。弁当持参もいいですね。