週末恒例の「ちょっと独創」探訪記です。車で一時間くらいの距離にある魅力的なお店に行ってきました。どこも女性だらけ!
(ちょっとだけ)天野祐吉さん口調で書いてみようかな。
ノボ村長の世相天気図
今日は節分。つい先日お餅を食べたと思っていたら、もう豆まきの日がやってきた。
カレンダーは昔も今も同じ「日数」のはずなのに、月日はどうしてこんなに速く過ぎるようになったんだろう?
もしかしたら、いつのまにか人生旅行もSLから新幹線に替わっちゃたのかもしれないね。
時を司る神様が「時代の進歩に遅れちゃ上司の神様にリストラされますから。。。」なんて愚痴ってるかもしれない。
ところが僕たちは、歳をとればとるほど「もっと人生旅行楽しみたいよ〜」という潜在意識が働くんだ。
それで身体の動きはスローモーになるわ、昔風に惹かれるわ、まるで「時の神様」に逆らうようになるんだね。
そう考えれば「老化」っていうのも、はかなき人間の「抵抗」じゃないのかな。
ゆっくり生きて人生旅行を延ばしたいっていう。な〜〜んて。
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さて週末、人生旅行の時間が延ばせそうな?レトロっぽいお店に行ってきましたよ。
ひとつは宮城の明治村「登米市登米(とめしとよま)」にあるモダン・レトロのお店。
『CAFE GATI』
こんなモダンなお店のどこがレトロって思う人もいると思うよ。
だけど店の前にど〜〜〜んと広がる風景は「田んぼ」だけ。
しかもこの田んぼで自分たちが収穫した「ひとめぼれ」の玄米がこの店のランチなんだよね。
店はとってもモダンで、風景と玄米がレトロ、それで「モダン・レトロ」って僕が勝手に名付けてるんだけどね。
さてお店には様々な趣向の椅子やテーブル。
僕は長いソファー席を選んで持ってきた本を読んでいた。音響が心地よくてついウトウト。
お客様は若い女の子たちがほとんど。小鳥のさえずりのように時おり会話が聞こえてくる。笑い声と一緒に。
聞くともなく聞いてると食べ物系の話が多いみたいだ。
それで何時間もおしゃべりしているのを見ると心底こう思えてくる。
「女性っていいな〜、他愛もないおしゃべりでこんなに楽しめるんだもんな〜」
ひるがえってオスはどうかといえば、他愛もないおしゃべりは大嫌い。
大好きなのは、天下の政局論、経済戦争論、仕事の愚痴論、たまにゲイジツ論?しかもお酒という潤滑油が不可欠で。。。
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次の日は、大崎市岩出山に「糀(こうじ)カフェ」があると知り、さっそく探訪へ。
着いてみたら「な〜〜んだ」。ずっと昔からある蕎麦屋じゃないか。
ほんとにここかな?と思って入り口の看板を見たら、たしかに蕎麦屋の看板と一緒に表示されていたよ。
「糀カフェ TAWEMON」
もともと酒まんじゅうで有名なお店だったけど、「糀」というか「発酵」をテーマにしてリニューアルしたんだね。
ここで食べたパンや塩麹でつけた鶏の胸肉、塩麹で味付けした南瓜のスープやゆで玉子。おいしかったな〜。
日本古来の発酵食品はジジババの胃腸には実にやさしくていいもんです。
さて、ここもやっぱり女性天国。奥の座敷では十数名のおばちゃんたちのけたたましい笑い声。
驚くことに笑い声が途切れることがないんだよね〜。
お酒もないのに昼間っからすごいなって感心しちゃいましたよ。
まさか「酒まんじゅう」で酔っぱらってる?(これは冗談ですが)
前日に続いてつくづく感心しました。
何にかっていうと、女性種族のたくましく健康的でお笑いいっぱいのおしゃべりにです。ハイ。
外が明るくたって、お酒がなくたって、時代が大変そうだって、何も関係なし。
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男性種族はこうはいきませんからね〜。
常に社会とか政治とか仕事とかの流れにゆさぶられ、どっちかっていうと、しかめっ面のほうが多いもんね。
でも、、、男性種族の皆さん、「見習おうか?」っていっても絶対無理です。もともとが違うんですから。
女たちは「はなし」を楽しみ、男たちは「話」を聞かせる、って感じだからね、習性上。
それに「天は二物を与えず」っていうじゃありませんか。
ま〜僕ら男性「理屈系」にできることっていえば、論争はやめて対話にしようとか、できるだけユーモア入れて柔らかい話にしようとかかな〜。
それだけでもけっこう生きやすい柔らかい社会になるんじゃないのかな〜。
女性の爪を煎じて飲むのはしゃくだけど、女性の笑いを煎じて聞くのはできるかもしれないね。