一月くらい前に偶然「社長の昼メシ」というテレビ番組を見ました。少しびっくりしました。大会社の社長さんたちが皆さんいわゆる「社長」風ではなかったのです。
まるで課長?部長?支店長?みたいな感じの方々ばかりでした!
簡素な昼食をとりながらパソコン画面で業績確認をしている社長さん、地方の店長さんと一緒に蕎麦を食べながら仕事の話をしている社長さん、休日にリュックサックを背負って街中調査をしている社長さん。。。
「親分」「親方」「大将」「大御所」「カリスマ」「天才」そんな言葉が似合う人は一人もいないのでした。
つまり「スター」ではないのです。
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やはり創業社長と後継社長はその適性が違うのだろうな〜と感じさせられました。
何もないところから会社を創る、商品を創るには、旺盛な「欲望」「アイデア力」「行動力」が必要です。
さらに創業社長はゼロからの出発だから、何をやっても許されるし多くの失敗もできます。
それが創業者の「剛胆さ」「快活さ」「鷹揚さ」というある種の「人間力」を生むのでしょう。
ところが成熟した一流企業の後継社長となるとプレッシャーがはるかに強くなります。
業績は落とせない、商品シェアは守り抜かねばならない、全ての業務分野に精通しなければ務まらない
「人間力」より「業務達成能力」がとても強く要求されることになります。
ですから件(くだん)の番組のとおり、一流企業である証とは「スターはいない」「スターは不要」ということなのだな〜と納得したしだいです。
つまり「人」ではなく「会社」や「商品」がスターになっているということです。
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このシリーズは脚本:私ノボ村長、絵:同級生ゴリランジェロ氏のコンビで作成しております。
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