かごに乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋(わらじ)を作る人。どんな仕事にも主役、脇役、裏方がいることをもっともっと思い起こすべきですね、私たち。
先日、黒澤明監督の傑作『七人の侍』を映画館の大スクリーンで観てきました。
テレビ(ビデオやDVD)では何度も観ていましたが、迫力、役者の表情、まったく別物です!
名作はやはり映画館で観ないと申し訳ないな〜とつくづく思いました。
かなりレトロですが、「ベン・ハー」「アラビアのロレンス」「風と共に去りぬ」「ブリット」「サウンド・オブ・ミュージック」「2001年宇宙の旅」なんかもみな映画館で観たせいか、今でも当時の感動がノスタルジアとともに蘇ります。
さて、映画が駄作か名作かは次の行動でわかります。
駄作の場合はエンドロールが始まったとたんに皆が席を立つ、名作の場合はエンドロールが終わるまで誰も席を立たない。
当然ですが、『七人の侍』は劇場の照明がつくまで誰も席を立たなかったわけです。(よくよく思い出してみると、この映画の終わりは『終』だけだったような。。。汗)
どの映画を観ても思うのは、エンドロールに映される出演者、スタッフの人数がハンパじゃないってことです。
彼ら自身が映画を観るとき、きっとエンドロールに自分の名前が映し出される数秒間に全神経を向けていることでしょう。
まさに膨大な数の「かごを担ぐ人」「草鞋を作る人」たちがいて、というよりその人たちの「仕事に対するプライド」があって、良い仕事が成り立っているのだな〜とあらためて感じるこの頃です。
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このシリーズは脚本:私ノボ村長、絵:同級生ゴリランジェロ氏のコンビで作成しております。
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