背広姿でプチ登山 その14(鳥人たちの室根山)

 最高スパコンを使っている割にはさっぱり当たらない天気予報。昨日も今日も曇りのち雨の予報、なのにとてつもない快晴!当たったのは最高気温が30度以上ってことだけ。。。後で知ったのですが、本日行った室根山はパラグライダーの聖地でありました。
 (「背広姿で・・・」というタイトルは最初背広姿で登山をしたことに由来します。その後はハイキング風に着替えて登っておりますがシリーズ名としてそのまま使っております)

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 さて、わがやでは居間にしかエアコンがありません。

 本日、私の居場所サンルームは炎暑地獄!(数日中にヨシズを張り巡らすので、その後は快適な書斎となります)

 夫婦で居間にいるとなにかと諍いが発生しやすいので、こんなくそ暑い日はどちらかが外出するようにしています。

 ドメスティック・タイムシェアとでも言いましょうか?

 今日はワールドカップの録画を見たいらしいサッカー狂の女房に配慮し、私が出かけることにしました。

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 暑いときはついつい北方面をめざしてしまいます。

 いつか登ってみたいなと思っていた岩手県南部の「室根山(むろねさん)」の下見に行くことにしました。

 今日はあまりに暑いので登山はしないでおこうと思っていましたが、山に近づくにつれて男性ホルモンが活性化してきたようで、「もしかして登ってしまうかも。。。」の気持ちがむくむくと生じてきました。

 そこで、いつものコンビニおにぎり2個と水1本買って室根山へと向かいました。

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 涌谷から車で走ること約80キロ、室根山はなんと!頂上まで車で行けるんです。

 拍子抜けとともに、なにか安堵の気持ちも。。。

 さて、頂上(付近)に着きました。

 テレビ塔だらけです。天体観測ドームもあります。


(頂上へ向かう道の途中から)

 それもそのはず。

 なんという絶景、なんという360度の大パノラマ!

 894メートルの山ですが、見晴らしを邪魔するものはありません。

 電波は天界からのごとく、地上へあまねく行き渡ることでしょう。


(駐車場付近からの眺め)

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 ふと見れば、ここよりもっと高いところがあって石碑が見えます。

 実は、そこが室根山の頂上とのこと。

 さっそく登ってみました。

 10分もしないうちに登り着きました。

 ここもすばらしい眺めです。

 北に早池峰山、西に栗駒山、焼石岳、岩手山、東には太平洋、南には岩手県南部の町々がくっきりと見えます。


(北に早池峰山を望む)


(東に金華山を望む)


(いつもの記念撮影)

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 頂上に登る途中で、パラグライダーの飛び立ちを見学することができました。

 体験飛行らしく、パイロット?と一緒に中年の女性が、向かい風を受けて一緒に飛び立つところでした。

 二人乗りパラグライダーが飛び立ちました!

 会話を小耳に挟んだのですが、パラグライダーの滞空時間は最低で10分くらい、上昇気流をうまく捕まえると1時間も飛行していられるそうです。

 すごい!まさに鳥人です。
 

 人を鳥にし、船を何千キロも遠くの地へと運ぶ「風」。
 
 目に見えない偉大な自然の力にあらためて敬服しました。

 ここでいつもの一句です。

「鳥人の 飛び立つ先に 大入道」

 体験飛行を見て「私もパラグライダーできるかも?」と一瞬思いましたが、すぐに年々ひどくなってきた高所恐怖症を思い出し、その思いは封印することにしました。

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 さて、今帰ると家には15時半か。。。

 まだまだ日は高いな〜〜〜。

 どこでどうやって時間をつぶそうか〜〜〜と思案しながらの帰途でした。

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 →背広姿でプチ登山
 →背広姿でプチ登山2
 →背広姿でプチ登山3
 →背広姿でプチ登山4(頂上間近)
 →背広姿でプチ登山 その5(薬莱山に登頂!)
 →背広姿でプチ登山 その6(おこま山に登る)
 →背広姿でプチ登山 その7(たっこ森に登る)
 →背広姿でプチ登山 その8(笹倉山に登る)
 →背広姿でプチ登山 その9(倒木だらけで道に迷う)
 →背広姿でプチ登山 その10(ツツジの徳仙丈山でMy山開き)
 →背広姿でプチ登山 その11(荒雄岳に登る)
 →背広姿でプチ登山 その12(あっという間に頂上!権現森)
 →背広姿でプチ登山 その13(蕃山から太平洋を望む)