あこがれの強き国

 隣近所がうるさい!だから猛々しくて強そうな人につい一票。そんな「やくざの選挙」みたいになったとしたら、国の未来はどうなることでしょう?

 「強き日米同盟だ!」「集団的自衛権だ!」「憲法改正(悪)だ!」「国防軍だ!」「核兵器保持だ!」と、またもたきつけられそうな、ニワトリ頭の私たち。。。

 簡単に「やくざの親分頼み」をするとどうなるか?

 あの頃のことを思い出します。

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 今から9年前の2003年、「イラク戦争」というイカサマによる「国際リンチ的大量殺戮」が堂々と行われました。

 その頃は「かかってこい!」で有名な、あの青目親分が仕切っていました。

 我が日本も「いっしょに血を流せ!」とさんざん脅かされ、へっぴり腰で、飯運びやら海上無料スタンドやらでお手伝いの日々。

 その後「アメリカ一家」は代替わりしましたが、今に至るもイカサマ罪に問われた人など誰もいません。

 ニワトリ頭の私たちは、み〜んな忘れてしまいました。。。

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 さて、その頃の日本はといえば。

 アメ公一家一の子分になりたいタカ派の政治家や、ナベツネ新聞や、きな臭くなるといつも出てくる(カ)ズラ系の軍事評論家さんたちは「水を得た魚」のように私たちを大いにたきつけたものです。

 ナベツネ社説に曰く「アメリカについて行くより他に道はなし。道に転がった石は誰かが取り除かねばならない」(軍艦マーチが聞こえそう)

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 まもなく「日本一家」も、昔懐かしき「コワモテ系任期キャンセル親分」復活の模様です。

 「日本一家」のそのまた上の大親分「アメリカ一家」がまたもイーグル系に代替わりしたら、と思うと心配でたまりません。

 こちらは「日本海近辺」だけが喧嘩場所だけど、あちらさんは「全世界」が喧嘩場所ですからね。

 ギブ・アンド・テイクのバランス取れると思います?みなさん。

 (今度は、「原発」も「戦争」ももう一度かよ。。。前よりもっと危ないじゃないか!)

  →内田樹「集団的自衛権と忠義なわんちゃんの下心について」

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 イラク戦争のあの頃、私はとてもたまらずに、こんな「戦争戯れ歌」をつくって鬱憤をはらしていました。

 この歌がそのまま通じそうな世の中が、またも近づいてきた感じがして。。。怖いです。

 (こんな無礼な歌を載せようかどうしようか迷いました。。。でも、まちがいなくあの頃こんな風潮がはびこっていました。近い将来大きな災忌を招かぬよう、あえて載せることにしました)

青目マイラブ

(作詞:ノボ 作曲:不明 歌:エルビス・コイズミ)

 わたしゃ、青目毛唐に惚れました。

 有無を言わさぬ残酷さ
 日本全土を石器時代に戻してやると
 火あぶり原爆なんでもありの大凶行
 今じゃ、やられる前にぶちのめす
 先制攻撃が売り物さ

 かっこいい最新兵器がまぶしいぜ
 殺戮は平和のためにという逆転発想
 神も仏も煙に巻く

 他人がなんと言ったって
 寄り添う旦那は大親分が最高よ
 あなたについて行きますどこまでも

 平和なんぞは高嶺の花よ
 この世の掟は強いやつだけ生き残る
 愛国心といえば何でもありの世の中さ

 女子供に気兼ねしちゃ
 爆弾ミサイルままならぬ
 どうせ相手の顔など見ちゃいない
 ボタンを押して画面の煙をみるだけさ
 誤爆だったらごめんなさい。。。

 テレビゲームはお手の物
 ガキの頃からやっている
 なにせ俺たち子分の発明だもの

 緊張高まる殺戮ゲーム
 頭に日の丸、ジーンズはいて
 掛ける音楽プレスリー
 毛唐とワオと言って乾杯さ

 愛する者のためにと、ヒーロー気分
 大親分は一の子分に大満足
 強い自分が嬉しいぜ
 景気がよくなり、商人たちも大喜びさ
 国に戻れば正義の味方と大喝采

 どうせなら早くなりたや司令官
 兵隊どもが私の手足
 浪花節だぜ、この言葉
 お国のために死んでくれ

 もっといいのは政治屋さ
 強い言葉にみんなは興奮
 これで選挙は楽勝だ

 さあ、ともに味わおう、勝利の快感!
 防衛軍は若い君を待っている
 家族の誇りだ、君こそ靖国の軍神に

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徒然草

 友とするにわろき者七つあり

 「高くやんごとなき人」「若き人」「病なく身強き人」「酒を好む人」「たけく勇める兵(つわもの)」「虚言(そらごと)する人」「欲深き人」

 良き友に三つあり

 「物くるる友」「医師(くすし)」「知恵ある友」
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 「この孫をいくさに征かすな!○○○○」

 (○○○○は次の総理大臣です。だれがなっても)

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参考
 イノキ対シンタロウ
 ファーストクラス症候群
 尖閣ひょうたん島
 アメリカ王子とチャイナ王女
 ヒトラーの秘密