先月末の話ですが河北新報に嬉しいニュースが載りました。親戚の娘さんが漬物日本一に輝いたんです。
★親戚の娘さんが新聞に出てる!
二週間前の日曜日でした。実家で父と一緒に夕食を食べ終わり、河北新報をみたらなんと!新聞にめでたい記事が載ってるじゃありませんか。
2010年北海道で始まり、2011年から全国規模になったという漬け物コンテスト「T−1グランプリ」で、親戚の娘さんが個人の部で優勝したんです。
本人にとって実に大きな励みになることでしょう。
私なんかが知らないだけで、実は世の中にはいろんな「キラッと輝く」活動があるんですね〜。
★商品化もされるらしい
河北新報 2013.1.27
わが家伝統の漬物 日本一
美里町北浦の家事手伝い佐藤裕美さん(32)が作った漬物「からし巻き大根のしょうゆ漬け」が、東京で開かれた漬物の全国チャンピオンを決める「T−1グランプリ2012」決勝大会で、個人の部グランプリに輝いた。受賞作は裕美さんの母久美子さんの実家で漬けられ、半世紀以上受け継がれている家庭の味。今後商品化される予定という。
・・・裕美さんは「受賞はうれしい。料理が好きなので励みになる」と話す。久美子さんも「あまり人前に出たがらない娘が大きなイベントに出て、よく頑張った」と喜んでいる。
・・・20日にあった今大会は全国から562点の応募があった。決勝大会では審査員5人と一般来場者100人の投票で賞を決め、いづれも裕美さんの作品が一位となった。グランプリの賞金は100万円。商品化の時期や販売方法などは現時点で未定という。
★ユニークな大根のひも
一見くらげのようにみえるほど薄い切り方と、つながった細〜いひもがとってもユニークだと思います。
からし巻き大根の製法
「からし巻き大根のしょうゆ漬け」は冬場の旬の大根を薄く切って約二週間、天日で干した後、水洗い。からしを塗って巻き、しょうゆだれに約一週間漬けこむ。「干している間、晴れて寒い日が続くほど大根の甘みが増し、しゃきしゃきと歯応えも良くなる」と裕美さん。からし巻きの「ひも」は大根の一部を細く切ったもの。まろやかな味付けに、からしがぴりっと利いてご飯に合い、酒のさかなにもぴったりという。
★「みんなの独創村」のきっかけ
裕美さんはお菓子作りが大好きな娘さんで、私も親戚の親戚を通じてしょっちゅうその手作りお菓子をいただいていました。
二年あまり前、このような美味しくてユニークな手作りお菓子を、個人が自由に流通できる社会だったらいいな〜と夢想しました。
それが、私にとって「みんなの独創村」を創るきっかけのひとつともなったのでした。
下の記事は、みんなの独創村を始めたときに、今回漬け物日本一となった娘さんの手作りお菓子について私が書いたものです。
みんなの独創村は、いまだ人里離れたところで私一人で開墾中みたいな状態ですが、あっというまに別の村からお菓子より先に漬け物がメジャーな商品として皆さんの食卓に上りそうです。嬉しいことです。
2010.11.26 みんなの独創村
手作りお菓子と地域通貨
私の親戚の娘さんは、とてもお菓子作りが上手です。毎日自宅でさまざまなお菓子を工夫しています。手作りなのでお店屋さんのものとはどこかひと味違う味わいがあります。
こんなおいしい手作りのお菓子をみんなの独創村で取り扱えたらいいな〜と思っているのですが、通常の商取引は様々な規制があるし、小さな物の取引にはあまり合っていないように思います。
そこで、村で地域通貨を発行して物ぶつ交換的な取引をしくみにできないかなと考えています。
地域通貨の魅力については、以前ミヒャエル・エンデの思想を慕う人々が編纂した「エンデの遺言」という本でとても刺激を受けました。
普通の商取引と独自の地域通貨を並行して、良いものの小さな取引が簡単にできる方法について皆さんと一緒に研究していきたいと思っております。お知恵をぜひお貸しください。
この記事のコメントからでも村のポストからでもOKですよ。
投稿者:ノボ村長 エリア:独創研究所
これからの社会にもっともっと必要なのは、「創造や工夫の喜び」だと思います。
そこにこそ、私たちみんなの可能性が等しく豊かに与えられているのではないでしょうか?
周りを注意深く見れば、そこには土くれのダイヤの原石がいっぱい。
私たちは、すでに磨きあげられたダイヤだけを価値ありと思っています。
私たちにとってこれから必要な態度とは、「土くれのダイヤの原石を見つけようとすること」「それを磨いてあげようとすること」ではないでしょうか?
参考
内職のおばちゃんブランド