思わず涙が流れました。先日亡き親友の思い出をブログに書いたんですが、その後、墓参りの際に置いてきた名刺を見た彼の奥様から、電話と丁寧なメールを頂戴したんです。そこには在りし日の父親の面影を見た彼の娘さんのことが書かれていました。
メールには、娘さんが、幼少ゆえにまったく覚えていない父の姿をありありと見ることができて、とてもうれしかったと書かれていました。たくさん泣いたとも書かれていました。。。
彼が亡くなったあの日、娘さんは1歳か2歳だったと思います。今では大学生だそうです。
どれほど父親と一緒に過ごしたかっただろうと思い、涙がとまりませんでした。
奥様にしても、彼とのとても短かった結婚生活を思うと、その後の寂しさはいかほどであったことでしょう。。。
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そんな思いのなか、私の拙いブログが少しでも慰めと供養になったことはとても嬉しいことでもありました。
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もしかしたら、彼の娘さんは今書いているこのブログを見てくれるかもしれません。
そんな期待を込めて、たぶん娘さんの想いと同じであろう、私の大好きな『岸辺のふたり』を再掲して贈りたいと思います。
2012.1.23
このオランダのアニメを映画館で観てからもう7〜8年たつでしょうか?たった8分間の作品でしたが、とても感動して、その後DVDを10枚くらい買って、娘たちや親しい友人たちにプレゼントしたものです。
今朝偶然にYoutubeで出会いました。外国の誰かがアップしていたようですので紹介します。
セピアのモノトーンだけで、自転車だけで、アコーディオンの一曲だけで、「変わらぬ父への想い」を表現しています。
父がいなくなった幼女の頃のあの日から、その父の母親ともいえる老女になってからも、変わらぬ「父への思慕」。。。
娘の「もしかしたら父が・・・」という変わらぬ思慕と、娘の成長の姿、娘の人生のそれぞれの季節を、自転車とそのシルエットだけで表現しています。
あの日、父は向こう岸に行こうとしたのだろうか?それとも湖の中に入ろうとしたのだろうか?
今でもわかりません。
だけど、最後はとても癒されました。。。
ほんとうに静かに涙がこみ上げてきます。
詳しくはこちらで→ 「岸辺のふたり」