ソーラー駆動のゴミ箱

 ゴミ箱になんで電気が要るんだい?記事を読んでなるほど!こんな環境対策もあるんですね。目のつけどころにびっくりです。
 月刊誌『ソトコト』で知ったんですが、米国フィラデルフィアでは「Big Belly」と名付けられた「ソーラー駆動のゴミ箱」が500台も設置されているそうです。

 このゴミ箱の上部には30ワットのソーラーパネルがついていて、この電気でゴミを圧縮しゴミ収納効率を4〜8倍もアップするんだそうです!

 (だからどうなの?我が家だってゴミ袋に体重かけてぎゅうぎゅう詰めしているし。。。)

 ここからが本場IT大国アメリカのすごいところでして。

 まずはその数による効果!500台も設置したので、週19回だった市のゴミ回収が週5回に激減!

 さらに通信技術の応用!ゴミが満杯になると自動的にワイヤレスで回収業者に通知されるのだそうです。

 ですから無駄なゴミ回収車の運行は不要となったそうです。

 フィラデルフィアでは、今後10年間のゴミ回収コストが約13億円も減らせると計算しています。

 できたばっかりの代物かと思いきや、今や「Big Belly」は世界30カ国1万4千カ所にすでに設置されているんだそうです。

 今までは「電気を使わない」「電気を減らす」のだけが生きる道みたいに思っていましたが、これは逆転の発想です。

 「単体では電気が不要なものにあえて電気を使い、全体的な節約を図る」
 
 「廃棄という最低な?レベルにもITを活用して役立たせる」

 個別に考えるなら、ゴミのぎゅうぎゅう積めと同じようなものですが、それをシステム化すると大きな効果が生じます。

 私たちが今後考えるべき方向性のヒントを与えてくれているようです。

 それは「個別最適」から「全体最適」へ。

(「全体最適」に関するブログです)
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