テレビも新聞もSNSもご無沙汰です。私にとってはとても空しき政治状況なもので。。。
(ろうそくの暗い灯りの下で読むととても集中できますね)
今、半藤一利さんの『昭和史』(前編1926−1945)を(今度は文庫版を買って)再読しています。
皆さんも安保(戦争)法案について考える前に読んでみてはいかがでしょう。
それからあれこれ今のご時世の行く末を想像されてはいかがでしょう?と切に思うのです。
(もう手遅れ?そんなことはない、これからが始まり)
ろくな材料(知識)なしにまともな料理(意見)つくろうと無理しているのかもしれませんよ。今の私たち。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」っていう格言もあるようだし、
読書の秋、歴史の良書を読むべきと私は思いますね。
それにこの本、とても濃いのに語り口調なのでスイスイ読めるのが何よりです!
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ところで余談です。
著者の半藤一利さんは文藝春秋社の専務さんでした。
最近まで上映されていた映画「日本の一番長い日」も彼の作品です。
出版元の社員が著者じゃまずいからということで、以前は大宅壮一著ということになっていたのです。
それと奥様が夏目漱石の孫(長女の長女)で、奥様の著書もおもしろいですね。
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「昭和史」で少し心配なのは、初版の帯に書かれていたイカス「コピー」が変わってしまったことですね〜〜。
初版のコピーは上巻が「日本人はなぜ戦争をするのか」、下巻が「日本人はまた戦争をするのか」でしたが、今度買った文庫版には無難なコピーが載っていました。
どこからか平凡社にも横やりが入ったんでしょうか。。。