文明的原始暖房装置

 「文明的原始生活を工夫する」は私の今年の抱負の一つです。その取り組みのひとつになりそうなのが「ロケットストーブ」です。
 薪ストーブはとてもいいものです。薪ストーブを囲む生活は、私たちオヤジ世代のあこがれでもあります。

 これに自家菜園、蕎麦打ちとくれば「オヤジの天国」といえるのではないでしょうか?

 しかし薪ストーブにもさまざま課題があるようです。

 「高い煙突」「たくさんの薪」「値段が高い」「面倒な煙突掃除」

 しかも、あったかそうな割に熱効率があまり良くないそうな。煙突から多くの熱が逃げて行ってしまうし、足もとが寒いらしい。
 
 最近(十年くらい前)アメリカで、これらの問題を解決する革新的薪ストーブが考案されました。

 それが、新しいシンプルな原理で燃焼する「ロケットストーブ」。

 日本でも、自然生活を志向されている方々が、各地でワークショップを開催しているようです。

 なにせドラム缶で作るんです。製作費は5千円から1万円くらい。しかも薪の消費量は薪ストーブの約6割。

 煙突はなんと横に伸びて、それ自体が蓄熱の土の下を通して暖房器になるんです。

 誰でも作れるし、薪の燃焼効率が抜群のようなんですね。

 3.11の時は被災地で、この原理を応用した屋外簡易かまどを紹介してくれる人もいました。

 ドラム缶むき出しで、原始的そのものなんですが、その原理は革新的な科学的原理に基づくものです。

 みかけはレトロで中身はハイテク。「これからのカッコよさ」ですね。

 そういえば、スティーブ・ジョブズが晩年過ごした家も、煉瓦造りの古風なコテージのようでした。

 さて、「日本ロケットストーブ普及協会」が自主出版した本から、私の興味を引いたイラストや写真をピックアップします。


 

 

 

 課題は「美的感覚」といったところでしょうか。

 だけど、発展途上だからおもしろいです!!