新幹線やらリニアやら人は急ぐのが大好きというか、日々めざしているものは「より速く」しかないみたいです。
最近感じるんですが、テレビでもラジオでも、言葉でも歌でも、日々スピードだけを競っているような気がします。
当たり前なのかもしれませんが、スポーツもそうですね。
特に都会は「速度のオリンピック」みたいで、話のスピード、歩くスピード、みんな田舎の1.5倍くらいだな〜と感じます。
国会もそのようで、トップがやたら早口で、この人は生粋の都会人だな〜と感じます。
ですからなんでも素早く決めたいし、速い成長が大好きなんでしょうね。
それと、ヤバイあれこれを早く忘れることも。。。
いや、早く忘れさせることも、でした。
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昔の交通標語を思い出します。
「せまい日本、そんなに急いでどこへゆく」
「スピード」とは「効率」のことです。
スピードこそ至上の価値という錯覚にはめ込まれている私たち。
いったい何のために、なぜこんなに急がされるのか、考えてみなければ犬に追われる羊と同じです。
茨木のり子さんのこんな詩をかみしめたいと思います。