私たちが売るものは何?

 会社のメルマガに、約四コマ漫画「勉強中だよ!レッツくん」を連載しています。第22話は、私が今の会社を創業した頃に教えられ、その後の支えとなった言葉について書きました。

「レッツ25年史」より

4.コンセプトが明確になる

 工場時代ずっとお世話になっていた経営コンサルタントの先生が、ある日アドバイスをしてくれました。

 「川嶋さん、レッツは何を売る会社ですか?」と聞かれました。

 「パソコンやソフトを売ろうと思っています」と答えると、

 先生は次のように言いました。

 「えっ?川嶋さん、売る物が違うでしょう。あなたが売るのはパソコンではなくてパソコンのメリットでしょう」

 私はほんとうにハッとしました。

 その時から名刺には次のような文言を入れることにしたのです。

 「レッツはパソコンを仕事に活かすお手伝いをする会社です」

 そのころはまだハードウェアとソフトウェアという二つの言葉しか一般的でない時代でした。

 そこに、その後の時代が要請することとなった「ユースウェア」(お手伝い)という要素を一番に強調したのです。

 このコンセプトがあったからこそ、一人でも大手にひるまず仕事ができたのだと思います。

このシリーズは脚本:私ノボ村長、絵:同級生ゴリランジェロ氏のコンビで作成しております





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